マンスリーアーカイブ 7月, 2022

eスポーツ企業XSET、タトゥーアーティストGangaとコラボ

北米のeスポーツ企業XSETは、スペイン人タトゥーアーティストJoaquin Ganga氏と提携すると発表した。Gangaのタトゥースタジオでのゲームスペース開設や、コラボグッズを販売する。Esports Insiderが伝えた。 Gangaは、LeBron James、カナダのラッパーDrake、NFLの選手Odell Beckham Jr.など、著名人のタトゥーを彫っていることで知られている。今回の契約は、Gangaがゲーム・eスポーツ業界へ初めて進出する機会となる。 コラボグッズは3回にわけてリリースしていく計画で、その第一弾は、アーティスト「ノマド」のフィギュアを使用した限定版Xboxスキンだ。 詳細は明らかにされていないが、今後さまざまなコンテンツ制作で協力するなどしていくという。 XSETのチーフ・イノベーション・オフィサーであるロニー・アンソニー氏は、次のように語った。 「Gangaは世界最高のアーティストであり、XSETが表現する様々な分野(アート、ゲーム、音楽、ファッション、スポーツ)のクロスオーバーを体現しています。世界はGangaの才能に目覚め始めたところであり、我々は彼がゲームの分野で活躍するのを楽しみにしています。」  

Meta、VR企業買収は独禁法違反として提訴される

米国の連邦取引委員会(FTC)は、VRフィットネスアプリ企業を新たに買収しようとしているMetaの行為は、独占禁止法に違反するとして、サンフランシスコの連邦地裁に訴訟を提起した。 Metaが買収しようとしているのは、VRフィットネスアプリSupernaturalの開発会社Within Unlimitedだ。FTCはこの買収を阻止しようとしており、違法である理由を次のように述べている。 「Metaはメリットで競争するのではなく、トップへの道を買おうとしている。メタはすでにベストセラーのVRフィットネスアプリを所有しており、Withinの人気アプリ「Supernatural」とさらに競争できる能力を持っている。それにも関わらず、Metaは市場での地位を実力で勝ち取るのではなく、買収することを選択した。 これは違法な買収であり、我々はあらゆる適切な救済を追求する。」 FTCの声明に対しMetaは「FTCの訴訟は、証拠ではなく、イデオロギーと憶測に基づいている。オンラインやコネクテッドフィットネスのように参入と成長が著しいダイナミックな空間で、この買収が反競争的な結果につながるという考えは、単純に信用できない。 」と反論している。 FTCとMetaはこの件のほか、MetaによるInstagramとWhatsAppの買収について現在も係争中だ。  

フィリピンのカジノ、22年上半期のゲーム収入は67%増

フィリピンのゲーミング規制当局(PAGCOR)は28日、2022年6月30日までの6カ月間のGGR(ゲーム総収入)は、前年同期比67.3%増の247億ペソ(約600億円)だったと発表した。 コロナによる国内外での旅行規制が緩和されたこと、営業制限が解除されたことが理由。マニラのカジノでは、収容人数制限が徐々に緩和され、3月1日に完全営業できるようになった。 当局は、パンデミック前の状態まで回復するには4年かかるとみているという。

ドバイ、違法カジノ運営の17人に禁固刑

ドバイ警察が今年4月に実施した違法カジノの捜査によって逮捕されていた17人に対し、禁固刑と罰金を命じる判決がでた。客としてギャンブルに興じた他の5人にも罰金が課される。Casino.orgが伝えた。 タレコミ情報を元に警察が踏み込んだところ、違法カジノは2階建ての別荘の両階にまたがる形で精巧に作られており、レジや監視カメラ、飲食サービスまで完備されていた。ポーカーやルーレットのテーブルも発見され、複数の国から客が集まっていたという。 この捜査は、ドバイが首長国全体で違法賭博を撲滅しようとする計画の一部だ。 組織のトップは29歳の中国人で、禁錮1年、罰金として2万7225ドルを支払うという。釈放後、ドバイは彼を中国に強制送還する。 警察が逮捕した他の16人は、中国、エチオピア、インド、ナイジェリアなどから来ており、翻訳者、クルーピアー、管理人などとして働き、施設の運営を手伝っていた。 また、英国やインドから来て客として施設にいた5人は、ギャンブルをしていたことを否定したが、2723ドルの罰金を支払うよう言い渡された。  

コスタリカのサッカー名門CSエレディアーノ、eスポーツ参入

コスタリカの名門サッカークラブであるCSエレディアーノが、デジタル戦略の一環としてeスポーツ部門を立ち上げた。Esports Insiderが伝えた。 eスポーツ部門「エレディアーノ eスポーツ」は、Rocket League、FIFA、League of Legends、Football Managerのプレイヤーを獲得する意向だ。eスポーツへの新規参入はデジタル戦略の一環であり、最終的にはeスポーツにおける「国内および国際的なベンチマーク」のひとつになることを目標に掲げている。 CSエレディアーノは、コスタリカで最も成功しているサッカークラブの1つ。同国のトップリーグであるコスタリカ・プリメーラのタイトル数では、現在3位だ。 マンチェスター・シティ、PSG、ブラジルのSCインテルナシオナルなど、eスポーツに参入するスポーツクラブは増え続けている。

VRヘッドセットQuest 2、8月1日から大幅値上げ

Metaは、VRヘッドセットQuest 2の価格を8月1日から値上げすると発表した。現在128GBモデルは3万7180円だが、5万9400円に大幅値上げする。Quest 2を製造・販売するためのコストが高騰したのが理由。 2020年後半に発売されたQuest 2は、VRを大衆に普及させるため、市場の主要なヘッドセットよりも安く販売されてきた。今回の値上げは製造コストの上昇が理由であり、Metaは、Quest 2の価格を調整することで、VR業界の研究開発への投資を拡大することができると述べている。

マカオの7月のゲーム総収入、コロナ以前比で99%減予測

マカオの7月のゲーム総収入(GGR)は、コロナ以前の2019年7月と比較して99%減少する見込み。iagが26日伝えた。 証券会社Bernsteinによると、19年7月のGGRは244億5000万マカオパタカだったが、22年7月1日から24日までの総GGRは2億マカオパタカ(2480万ドル)にとどまりそうだ。 マカオのカジノは今月、12日間の営業停止を経て23日に営業を再開したが、収益は皆無に等しく今後も厳しい状況は続くと見ている。来月8月も19年同月比で89%減少する見込み。 マカオと中国本土間の移動が緩和されない場合は、予想より悪い結果になる可能性もあるという。

X1 Esports、Rocket LeagueのeスポーツメディアShiftRLEを買収

カナダのeスポーツエンタメ企業X1 Esportsが、Rocket Leagueのニュース部門ShiftRLEを買収すると発表した。Esports Insiderが伝えた。 ShiftRLE は、ロスターの動き、移籍情報などのニュース配信をしている。元々はTwitterのアカウントとして2020年4月にスタートしており、今後はブランドの活性化、ビデオやライブストリーミングコンテンツを通じてなど、コンテンツ作成を拡大していく計画だ。 X1は、eスポーツとしてRocket Leagueが成長してきており、同時にShiftRLEのユーザーエンゲージメントも強力なものになっていると述べている。

Meta、ARエフェクト制作コンテストの受賞者を発表

Meta(旧フェイスブック)は25日、中東・北アフリカ地域で初めて開催されたSpark ARチャレンジの受賞者20人を発表した。このコンテストはクリエイティブなARエフェクト制作を競うもので、400人以上が参加し、1位には6000ドルが送られた。 イベントの共催者であるエミレーツ航空は「Mobility of Tomorrow」、アクセンチュアは「Opportunities of the Future」というテーマでARエフェクトを作成する課題を出していた。賞金額はそれぞれ1位が6000ドル、2位は3000ドル、3位は1000ドルだ。 受賞者は賞金に加えて、エミレーツ航空とアクセンチュアのソーシャル・チャンネルでのエフェクトが使用される可能性もあるという。 受賞者のARフィルターは、ここから確認できる。  

ニューヨーク市に新規カジノ計画

大手不動産会社やカジノ業者が、ニューヨーク市のタイムズスクエアやその近辺にカジノを新たに建設しようと活発に動いている。NEW YORK POSTが伝えた。 カジノの印象が薄いニューヨークだが、リゾートワールドなどのカジノがある。ハドソンヤードの不動産大手Related Companies、タイムズスクエアのVornadoとSL Greenは、ハードロック、サンズ、ウィンなどのカジノ大手と提携し、カジノ開設に関心を示しているという。開発業者は、市役所などの当局に計画を伝えているようだ。 タイムズスクエアのほか、クイーンズ区のメッツ・シティ・フィールド球場近くのウィレッツ・ポイントやブルックリンのコニー・アイランドも候補地になっている。  

コロナで閉鎖中のマカオのカジノ、今週土曜日に再開

コロナ感染者の急増により7月初旬から閉鎖しているマカオのカジノは、今週土曜の23日に営業を再開する。カジノ以外のエンタメ施設は閉鎖措置を継続する。Casino.orgが伝えた。 マカオ当局は、カジノは特別行政区の生活にとって不可欠であり、再開が許可される最初の企業の1つであるのは正当なことと述べた。カジノはマカオ特別行政区の経済の生命線であり、約6万人が雇用されている。 映画館、スポーツジム、カラオケ、バー、ナイトクラブ、プールなどカジノ以外の非エッセンシャル部門は閉鎖措置を継続する。レストランはテイクアウトとデリバリーサービスのみ許可されている。

ユービーアイソフト、「Splinter Cell VR」の開発中止

ユービーアイソフトは決算説明会で、「Splinter Cell VR」の開発を中止したと発表した。Gamars Radarなどが伝えた。 Oculusの独占タイトルになると想定され、数年間開発を続けてきた「Splinter Cell VR」は、「Ghost Recon Frontline」、その他2つの未発表ゲームと共にプロジェクト終了となる。ユービーアイソフトの運営コスト削減と今後数年間の成長戦略の一環という。 「Splinter Cell VR」は、「Star Trek: Bridge Crew」や「Werewolves Within」を手がけたユービーアイソフトのRed Stormスタジオで制作されていた。

eスポーツ企業FaZe Clanが株式公開

eスポーツのプロチーム運営やコンテンツ制作を手がけるFaZe Clanは、特別目的買収会社(SPAC)上場によりナスダックで株式を公開した。新会社のティッカーは「FAZE」。初日となる20日の取引​は、始値が13.02ドル、終値は9.88ドルだった。ワシントンポスト、CNBCなどが伝えた。 FaZe Clan is officially a publicly traded company. $FAZE pic.twitter.com/QjrOhJ9ffx — FaZe Clan (@FaZeClan) July 20, 2022 FaZe ClanのCEOは以下のように述べている。 ​​「私たちは、若者文化企業のトップクラスに位置しています。株式公開する最初のGen Zネイティブブランドであり、クリエイターベースのブランドだと思います。」 FaZe Clanは、既存のソーシャルメディアブランドからの広告収入に依存する代わりに、より多くのクリエイターを獲得し、彼ら自身のコミュニティの成長を支援することでマネタイズしていこうとしている。 同社が初めて株式公開の意向を表明したのは2021年10月。FaZeがZ世代のオーディエンスから人気を集めることが、上場企業として成功するのに必要と語っていた。      

Station Casinos、ラスベガス・ストリップに東京ドーム10倍規模の土地購入

ラスベガスでカジノを運営するStation Casinosは21日、ラスベガス・ストリップの南側に126エーカー(51万平方メートル、東京ドームの約11倍)の土地を取得したと発表した。価格は1億7200万ドル。EATER LAS VEGASなどが伝えた。 カクタス通りとラスベガス大通りの南西角に位置する区画で、正式な開発目的は発表されていないが、同社は地域や地元の人が集うカジノ・リゾートとしてのこの土地の可能性に「興奮している」という。 Station Casinosの親会社Red Rock Resortsは先週、Station Casinosのカジノ3カ所を閉鎖する発表をしており、再開発を順調に進めているようだ。 同社は以下のようにコメントを出している。 「126エーカーの大きな区画により、将来の開発を最大限に活用するためのマスタープランをより柔軟に行うことができます。今後、計画を共有することを楽しみにしています。」

GoogleのARメガネ、実際の社会環境で来月テスト開始

Googleは、8月から米国の一部地域で、ARメガネのプロトタイプのテストを開始すると発表した。実際の社会環境下でテストすることで、人々の生活にどのように役立つのか、天候や交通量の多い交差点など、屋内では再現困難な要素を考慮し商品化できるようにする。 Googleはブログで次のように述べている。 「拡張現実(AR)は、私たちが周りの世界と対話するための新しい方法を切り開いています。私たちは最近、研究所でテストしてきた初期のARプロトタイプを共有しました。このプロトタイプは、リアルタイムで翻訳と文字起こしを行うことができます。 しかし、ラボ環境でのテストだけでは限界があります。そこで来月から、ARのプロトタイプを実世界でテストする予定です。」 プロトタイプには、レンズ内ディスプレイ、マイク、カメラが搭載されているが、テスト実施者のプライバシーを考慮し、写真やビデオ撮影等に制限をかけるという。しかし、画像データは目の前のメニューを翻訳したり、近くのコーヒーショップへの道順を示したりといった体験を実現するためには使用される。
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