2020年10月26日

カジノ・IRを手掛ける世界的な企業「メルコリゾーツ&エンターテインメント」とは?代表的な経営施設も紹介

日本におけるカジノ・IR事業に関して、日本の市場に参入意欲を示している海外のIR企業の一つ、マカオの大企業「メルコリゾーツ&エンターテインメント(Melco Resorts and Entartainment)」の紹介および動向をお知らせいたします。

メルコリゾーツ&エンターテインメントとは?

メルコリゾーツ&エンターテインメントとは、香港のマカオに本拠地を置く統合型リゾート企業です。「メルコ」または「メルコリゾーツ」という略称で呼ばれることもあります。

メルコリゾーツ&エンターテインメントの創設は2004年になり、NASDAQ市場に上場したのは2006年と、比較的最近誕生した企業ですが、今やマカオのカジノ業界を象徴する存在にまで成長しています。会長兼最高経営責任者はマカオのカジノ王と呼ばれたスタンレー・ホー氏の息子、ローレンス・ホー氏が務めています。

メルコリゾーツ&エンターテインメントが運営するカジノリゾートの特徴は、著名人や有名建築家と積極的にコラボしている点です。ただゴージャスなだけでなく独自性のある建造物は、どれも世界的に認知されています。コラボレーションで言えば2019年にはサッカークラブ「横浜F・マリノス」と同クラブが所属するシティ・フットボール・グループのサッカークラブであるイギリスの「マンチェスター・シティFC」とパートナーシップを締結したことでも話題になりました。

現在のメルコリゾーツ&エンターテインメントの総従業員数は、全世界で約20,000人に及びます。これまでに180以上のカジノ・リゾート賞を受賞しており、今や世界を代表するカジノリゾート運営会社です。

メルコリゾーツ&エンターテインメントが経営するカジノ施設

メルコリゾーツ&エンターテインメントの代表的な経営施設には、以下のような施設があります。

シティ・オブ・ドリームス・マカオ(マカオ)

「シティ・オブ・ドリームス・マカオ」は、マカオのコタイ地区中心部に位置する統合型のカジノリゾート施設です。開発には初期段階で約2,700億円が投入されており、マカオのカジノリゾートと言えば必ずと言っていいほど名前が挙がります。シティ・オブ・ドリームスにはグランドハイアットやモーフィアスなど特徴的な4つの大型のホテルが立ち並び、外から見ただけでも壮観な景色を望む事が出来ます。

シティ・オブ・ドリームス・マカオは、カジノの規模はもちろんですが、高級レストランが数多く入っていることでも有名です。マカオのコタイ地区内においては、本施設が最も多くのミシュランの星を獲得しています。またバーチャル水族館や豪華なショッピングモールなどもあり、カジノ以外の部分でも、高級感溢れる体験ができるカジノリゾートです。

シティ・オブ・ドリームス・マニラ(フィリピン)

「シティ・オブ・ドリームス・マニラ」は、フィリピンの首都マニラにある統合型カジノリゾートです。急成長するフィリピンの観光事業に目を付けたメルコリゾーツ&エンターテインメントが、前述の「シティ・オブ・ドリームス・マカオ」のマニラ版として建設しました。またフィリピンの貧困層にも雇用機会を与え、地域経済に貢献したことでも知られています。

施設内には家族向けの対話型センター「ドリームプレイ・バイ・ドリームワークス」や、ドリームワークス・アニメーションとコラボしたテーマパーク「ドリームプレイ・バイ・ドリームワークス」など、さまざまな施設が入っているのが特徴。

マニラにおけるエンターテインメントを象徴する存在であり、観光の際には一度は足を運んでおきたい施設です。

スタジオ・シティ(マカオ)

「スタジオ・シティ」は、前述の「シティ・オブ・ドリームス・マカオ」から徒歩数分の場所にある統合型カジノリゾート施設です。U字型のフォルムが特徴で、建物の真ん中ではアジア最大の高さを誇る観覧車「ゴールデン・リール」が運行しています。

約3,750億円の開発費が投入されたスタジオ・シティは、ハリウッドをモチーフにしています。これまでのカジノ業界にはないコンセプトが、世界中にその名を認知させるきっかけとなりました。他のカジノリゾートに訪れたことがある人でも、新たな異世界体験ができる施設です。

メルコリゾーツ&エンターテインメントの日本参入は?

メルコリゾーツ&エンターテインメントは、横浜市での統合型カジノリゾート開発に意欲を示しています。横浜のサッカークラブ「横浜F・マリノス」とパートナーシップを締結したことからも、その姿勢が本気であると伺えるはずです。

またメルコリゾーツ&エンターテインメントは横浜市でのIR事業者への参入に向けて、現段階では正式決定ではないもののみなとみらい地区でのオフィス開業を計画しています。ちなみにメルコは現在、東京都千代田区に日本本社を、大阪に大阪オフィスを構えています。

メルコリゾーツ&エンターテインメントの今後にも要注目

メルコリゾーツ&エンターテインメントは現在もそのビジネスを拡大させつつある一方で、日本への進出意欲も示しています。日本への本格的な参入が決定すれば、その名前を聞く機会は更に増加すると思われます。

また、IR施設とは別にメルコは長野県・奥志賀高原にリゾート施設を開発することを発表しており、箱根にも温泉リゾート施設のリニューアルなども手掛けていくことも発表しています。なお、これらの事業は投資ファンド「メルコ・クリエイティブ・エクスチェンジ(MCX)」を設立して行っていくとのことで、どういった施設が誕生するか注目が集まっています。

昨今、汚職事件をきっかけとしてカジノ・IRを巡る様相は混沌としておりますが、その中でも横浜での事業を目指すメルコの動向にも必然的に注目が集まることになるのではないでしょうか。

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