2019年12月09日

IR誘致レースから初の離脱者、北海道が自然環境など考慮

北海道がIR誘致レースから離脱

北海道の鈴木直道知事は11月29日、道議会本会議で、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致申請を見送ると述べた。誘致の表明または検討をしている8つの自治体で断念したのは北海道が初めて。複数のメディアが報じた。

誘致断念の理由について鈴木知事は「候補地は希少な動植物が生息する可能性が高く、区域認定までの限られた期間で環境への適切な配慮を行うことは不可能」と述べた。2021年7月までに国へ申請しなければならないが、環境影響評価には2~3年はかかるため、申請までに終わらない見通しと説明した。また、道が行ったアンケートでは約7割の道民が誘致に不安を感じているなどの課題もあった。

北海道が断念した現在、IR誘致を表明しているのは大阪府・大阪市、横浜市、和歌山県、長崎県の4自治体。検討しているのは東京都、千葉市、名古屋市の3自治体となっている。21年7月までの申請では、最大3カ所が認定され、20年半ばに開業する見込み。今回の認定第1弾から7年後には、国が認定カ所数を見直し、増設することもできる。

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