2019年12月09日

クラウドゲームとは何か?ゲームの新しい遊び方

今後のゲームの遊び方としてスタンダードにもなり得ると注目されているクラウドゲームですが、一体どういうものなのでしょうか。ここではクラウドゲームに関して概要を説明いたします。

従来のゲームとの違い

クラウドゲームと他のゲームの違い

従来のゲームではゲームを楽しむためには、パッケージソフトを買うか、ダウンロードするなどした上で家庭用ゲーム機やパソコンでゲームを起動、処理して遊んでいました。 そのため、ゲームを動かすゲーム機やパソコンはそれなりの処理性能が必要で、特に高画質など大きなデータを動かすゲームの場合はどうしてもハードのスペックが求められていました。 クラウドゲームではそういったスペックは必要ありません。

理由として、ゲームで必要となる複雑な処理はクラウド上のサーバで行われるため、クライアント側(ユーザー)は処理された映像や音声のみをストリーミング再生するだけになります。 ストリーミング再生だけであればYouTubeを見るのとそう変わらないため、普通のノートパソコンやスマホでも十分ということになります。

実際の遊び方はサービスによりますが、最近話題のGoogleが提供するStadiaではコントローラーとGoogle Chromeが入っている機器さえあれば遊べるとのことです。 つまり、パソコンでもスマホでも端末は問わない事になるので、本当に場所もスペックも選ばずに遊ぶことが出来るようになります。 ちなみにスペックだけでなくパッケージソフトやダウンロードの必要もないため遊ぼうと思ったときにインストールの待ち時間なく遊ぶことが出来ます。

現在はクラウドという概念が一般的になってきましたが、それ以前はゲームオンデマンドと呼ばれていました。 初めての一般向けサービスとしては2004年に「G-Cluster」という機器を使ったサービスが提供開始され、現在も提供され続けています。

オンラインゲーム・ブラウザゲーム・ソーシャルゲームとの違い

他のゲームとの違い

最近はゲームの形も多様化しているので、どう違うのかが分かりにくいところもあるかと思います。こちらも簡単ではありますが違いを説明していきます。

オンラインゲーム

オンラインゲームは本来の意味としてはネットワークを介して他のユーザーと遊ぶゲームのことになり、クラウドゲーム、ブラウザゲーム、ソーシャルゲームやインターネットではないローカルなネットワークを介したものでも他のユーザーと遊ぶゲームであれば全て含みます。

現在では主に、多人数参加型のゲームのことをオンラインゲームといいます。 オンラインゲームはクラウドゲームと仕組みとしては似ています。 どちらもサーバで処理はしますが、オンラインゲームでは基本的にクライアント側にゲームデータのインストールが必要です。

サーバ側では数値やコマンドといったデータを処理するのみで、それによってどういった結果になったかをクライアント側に返します。 その結果をもとにクライアント側で実際の画像やエフェクトなどを処理して表示します。 そのため、オンラインゲームではクライアント側にスムーズに映像を表示させ動かせるスペックの機器が必要になります。

ブラウザゲーム

ブラウザゲームはその名の通りブラウザで遊ぶゲームです。 サーバ側にゲームデータがあり、インストール不要な点ではクラウドゲームと似ていますが、動作はブラウザ上で行いますのでブラウザに制限を受けてしまうという特徴を持ちます。

近年は以前に比べるとハイクオリティなゲームも増えましたが、高度なアクションゲームやリアルタイム性のあるゲームは出来ません。

ソーシャルゲーム

本来はSNS上で提供されるブラウザゲームのことですが、実情としてはSNSを介さないものやダウンロードするものでもソーシャルゲームと呼ぶことがあります。

かなり曖昧な概念になってしまっていますが他のユーザーとなんらかのコミュニケーションをとることが大きな要素となっていることが多いです。 ただ、同じゲームでもソーシャルゲームだ、ソーシャルゲームじゃないと議論されることもあるぐらいの曖昧さなのであまり気にしない方が良いかもしれません。

日本で遊べる(予定の)クラウドゲームサービス

日本で遊べる予定のクラウドゲーム

Stadia

Googleが提供するクラウドゲームサービスで、日本を含まない14ヶ国で2019年11月19日にサービスを提供開始しました。 現状ではまだアナウンスがありませんが、今後日本でもサービスが提供される可能性が高いと思われます。

GeForce NOW Powered by SoftBank

GPUを開発する半導体メーカー「NVIDIA」のサービスです。 長らくベータ版だったのですが、正式サービスに向けて動き出しました。

日本でのベータテストもソフトバンクの提供にて2019年冬より開始予定です。

PlayStation Now

ソニーが提供するクラウドゲームサービスです。 当初はPS Vitaやブラビアでもサービスを提供していましたが、現在はPS4とWindowsPCのみで提供しています。

基本的にはクラウドゲームですが、契約していればPS4のゲームに限りダウンロードして遊ぶこともできるようになりました。

Project xCloud

Microsoftが提供するクラウドゲームサービスで、日本では2020年からプレビューが始まると予告されています。

G-cluster

ブロードメディア株式会社が提供するクラウドゲームサービスです。 2004年から提供されているものの遅延やラインナップといった問題がなかなか解決出来ず、元々の運営会社が破産し、現在は親会社であるブロードメディアが運営を引き継いでいます。

クラウドゲームの今後

今後は大手によるサービス提供予定が多くありますが、実は現状すでに始まっているサービスでも遅延、画質、価格、ラインナップと多くの課題を抱えています。

とはいえ技術は日々進歩していますし、新しいサービスではいくつかの問題は解決されるであろうことがアナウンスされています。また、Googleのような資金や技術を持つ企業の参入により、ゲームにどういった変化が生まれるのか興味深い所です。

実際のところは体験してみないとわからないところではありますが、今後に期待出来るサービスのかたちであることは間違いありません。 今後はベータテストやプレビューが控えているので、この機会に応募して体験してみるのもおすすめです。

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