2024年04月19日

横浜IR目指すセガサミー、19年3Qまでの売上は12.2%増の2808億、パチンコとビデオゲーム好調

横浜でのIR事業参入を目指しているセガサミーホールディングスは、2019年第3四半期までの決算(12月31日までの9カ月間)を発表した。セガサミーの韓国のIR「パラダイスシティ」(パラダイスCoと45:55で出資)のカジノ事業は、コストの増加により振るわなかったものの、パチンコとビデオゲームの両セグメントが好調で、グループ全体の売上高が12.2%増の2808億1000万円、純利益は6億8100万円から229億9000万円に増加した

パラダイスシティは、セガサミーの会計年度の第3四半期(19年12月31日までの3カ月)に前年比53.4%増の1350億ウォン(約125億4000万円)を売上げ、2019年12月31日までの9カ月間の合計を3331億ウォンに押し上げた。前年同期は2130億ウォンだった。
9カ月間のカジノの売上高は52.0%増加して2687億ウォンになったが、コストの増加により、同社の純損失は前年同期の106億ウォンから116億ウォンに微増した。

しかし、パチンコとビデオゲームの両セグメントが好調で、グループ全体の売上高が12.2%増の2808億1000万円、純利益は6億8100万円から229億9000万円に増加した。

同社はまた、2020年3月31日に終了する通期の連結純利益が、当初の予想を60億円上回る、前年比7.9倍の210億円に達すると予想していると発表した。

決算発表に合わせて、セガサミーは参入を計画している横浜IRについても言及した。英国の建築設計会社Foster + Partnersとの戦略的業務提携に加え、マーケティング企業「刀社」との協業や、日本料理店「京都吉兆」とのプロデュース計画など、IR事業参入に向けた取り組みを加速させている。

セガサミーは刀社について「成功確率を高める日本型IRの事業プランの設計・構築に対して協働。今後もプロジェクト全般において、事業提案からマーケティング活動まで共に取り組む」と説明。
京都吉兆については「観光魅力増進施設の核となる施設として、日本の四季折々の自然を感じられる特別な空間の中で、本格的な日本料理を楽しめる料亭旅館の企画、プロデュース」するため引き入れたと話した。

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