2020年10月01日

新型コロナウイルスで中国の個人旅行ビザが停止、マカオのカジノ業界にさらなる打撃

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中国本土の当局は28日、本土居住者によるマカオ訪問について、個人旅行ビザ(個人訪問スキーム、IVS)の新たな発行を停止したと発表した。本土からの個人旅行を一時禁止するのは、新型コロナウイルスの新たな感染を封じ込めるのが目的で、これは本土からマカオへの団体旅行ビザの発行を24日に停止した措置に続くものだ。GGRが28日伝えた
個人訪問スキーム(IVS)は、2002年から2003年にSARSによって経済的打撃を受けたマカオと香港を救済するために創設された。 マカオは昨年、3940万人という記録的な訪問者を歓迎し、うち2790万人以上が中国本土からだった。 その中でIVS旅行者は、訪問者全体の46.8%を占めている。

JPモルガン証券(アジア太平洋)アナリストのDSキム氏、デレク・チョイ氏、ジェレミー・アン氏は、IVSの一時停止がもたらす影響について次のように述べた。
「パッケージツアー(中国人訪問者の23%)が既に停止されていたため、中国人訪問者はマカオに入国するために他の種類の許可/ビザを取得する必要があります。(乗り継ぎ、ビジネスまたは家族ビザ、合計で30%を占める)ギャンブラーにとっては非常に不便かもしれません。IVSの一時停止がいつまで続くのか不明なので、この措置がマカオのカジノにもたらす影響を評価するのは難しいです。」

「IVSの一時停止自体は驚くに値しませんが、この期間が続けば、マカオのカジノ収益(GGR)は30%以上下落するでしょう。VIPとマスセグメントの両方に打撃になりますが、マスセグメントの方が相対的に影響は大きくなると思います。1月と2月のGGRは大きく下落するでしょう」

12月に中国本土の武漢で広まった新型コロナウイルスの大流行は、重要なビジネス期間である旧正月のマカオのカジノ業界に打撃を与えている。マカオ政府観光局によると、旧正月の最初の4日間(1月27日まで)におけるマカオへの訪問者は19万4521人で、前年同期比で69.0%も減少した。うち中国本土からの訪問者数は11万1723人で、75.1%も減少している。

28日の時点で、マカオで確認された新型コロナウイルスの感染者数は7人。全員が武漢からの訪問者だった。中国全体での感染者数は4515人で、死亡者数は106人にのぼっている。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。