eスポーツアプリ3選
eスポーツにおける3つの代表的なスマホアプリを紹介します。ダイスはゲーム・VR・AR・仮想通貨・トレーディング・カジノ・IRなど私たちの生活にも広がり始めている仮想空間・仮想現実に関する最新ニュースを提供致します。

近年、有名になってきているeスポーツに関して、実はスマホアプリでも手軽に楽しむことができます。ここではそのeスポーツにおいてとりわけ代表的なスマホアプリを3つご紹介いたします。いずれも超有名ゲームになりますが、eスポーツが少し気になっている、取っ掛かりとして何かやりたい、という方はぜひ以下のゲームを手にしてプレイしてみてはいかがでしょうか。

eスポーツの代表的スマホアプリ

パズル&ドラゴンズ

一つ目はパズドラです。数多あるゲームアプリの中でも特にヒットしたゲームである「パズル&ドラゴンズ」はガンホー・オンライン・エンターテイメントからリリースされているゲームです。

パズドラではRPGとパズルを合わせたスマホゲームでパズルを組み換えて連鎖を起こし、モンスターを攻撃してクリアを目指します。非常に多くのユーザーがいるため、プレイしたことがなくとも「パズドラ」という単語をどこかで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

このパズドラは2019年5月に「パズドラチャレンジカップ2019」というeスポーツの大会が行われています。大会の内容は全国10会場の予選大会を勝ち抜き上位入賞した選手たちが、幕張メッセに集結。決勝大会で優勝~第3位に入賞した選手には、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)が発行するプロライセンス認定権利が与えられるというものでした。

他では2019年9月14日に開催された「ドラゴンブースト presents パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW 2019」の決勝大会で現役中学生が優勝しました。なお、この大会では賞金総額1000万円、優勝賞金500万円でしたが、JeSUが制定する「ジュニアライセンス選手への賞金贈呈はなし」という規定により優勝賞金を手にすることは出来ず、この結果に関してはその後様々な議論を呼びました。

大ヒットゲームだけあってユーザーも多く、またレベルも非常に高いものとなりますが、逆に言えばその中で勝ち抜いた場合は大きな称賛を浴びる事は間違いありません。

モンスターストライク

モンスターストライクはモンスターの収集、育成、バトルの3つが楽しめるテーマ融合型のアクションRPCゲームとして多くの人々を魅了しています。2013年9月に株式会社ミクシィよりリリースされ大ヒットゲームになりました。モンスターストライクは「モンスト」の愛称で呼ばれ現在でも多くの人に親しまれているゲームです。

モンストは現在はXFLAGと呼ばれるミクシィ内のスタジオから提供されていますが、最初に開発・提供した株式会社ミクシィが主体となりアジアNo.1チームを決めるeスポーツ大会「モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップ」を開催しています。また、その特別協賛には「Google Play」、トヨタ自動車株式会社「COROLLA SPORT」、株式会社文藝春秋の雑誌「Sports Graphic Number」など大手の資本が入っています。この点からも大企業がeスポーツの市場に目を向けていることが伺えます。

なお、2020年1月に東京ビッグサイトで予定されている「東京eスポーツフェスタ」の種目としてもモンストが選ばれています。東京eスポーツフェスタは、子どもや高齢者など誰もが参加できて楽しめる競技大会として今年度初めて開催されます。こうした大会が少しづつ増える事で昔から日本に根強くある「ゲームは一部のオタクみたいな人がやるもの」という固定概念が崩されていく事を期待したいと思います。

ちなみにこの東京eスポーツフェスタでは、4対4のチーム戦で行われステージのクリアタイムを競います。参加資格は18歳以上になり地方予選を勝ち抜いたチームにはプロライセンスが発行されます。そして決勝大会の優勝賞金はなんと3,000万円です。

なお、モンストを手掛けるミクシィはプロ野球の東京ヤクルトスワローズやサッカーのFC東京、バスケットボールの千葉ジェッツなどにスポンサードも含め協力しています。スポーツの各方面に繋がりがあることなどから、スポーツ系のeスポーツなどで今後、存在感を発揮してくるのかもしれません。

クラッシュ・ロワイヤル

クラッシュロワイヤル(通称クラロワ)はフィンランドのゲーム会社スーパーセル(Supercell)が開発・提供している”外資系”のゲームで、トレーディングカードゲーム、タワーディフェンス、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナを融合させたリアルタイムストラテジー(戦略)ゲームです。国際大会としてリーグが1年かけて開かれています。

2018年12月1日には、クラロワの公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ 世界一決定戦2018」が開催され、各地域のリーグを勝ち抜いた6チーム、9つの国から集まる26名の選手が参加しました。
この大会はチケットが2時間で完売するなど世界からも注目を集め、約1000人が会場で観戦し、世界トップレベルの選手たちのプレイに会場も大盛り上がりとなりました。

プラットフォーム「PLAYHERA」

以上、ここまで3点のアプリをご紹介しましたが、eスポーツ大会は実は会場だけで行うものではなく、オンラインでも行われています。

例えばeスポーツ大会をオンライン上で簡単に開催でき、ユーザーエントリーからトーナメント作成、大会進行までを運営・管理することを可能にするためにeスポーツ大会プラットフォームであるPLAYHERAがリリースされています。このPLAYHERAはeスポーツに特化したSNS機能を持ち、大会を手軽に開催することができます。

広がりを見せるeスポーツ

この記事ではeスポーツの中でも代表的なスマホアプリである、パスドラ、モンスト、クラロワの3つを選んで説明しましたが、もちろんeスポーツで使用されているアプリはこれ以外もあり、今後も増加していくと思われます。

日本では、まだまだゲームに対して子供達が友達同士であるいは1人だけで遊んでいる物、または通勤・通学中の人が暇つぶしに遊んでいる物としてのイメージが強い方もいるかもしれません。しかし既にeスポーツの大会が少なからず開催されるようになっており、高額な賞金も出るようになっています。これから法規制が緩んでいけばさらにこの流れが加速していくことが予想されます。その裏付けとしては、大企業がこぞってイベントに協賛したり、主催となって大会を企画している点です。

まだまだ産業としては成長途上のeスポーツ市場ですが、それでも年を追うごとに大きく成長を続けており、制度などが整備・確立されれば、そのスピードは更に増し大きく発展する可能性があります。