2020年07月12日

歴代ゲーム機ランキングから見る時代の変遷:1位~10位

現在はオンラインゲームやアプリゲーム、さらに今後広がっていくと言われているストリーミングゲームなどの勢いが強いように感じられるゲーム業界ですが、過去にこれまで数多くのゲーム機が開発されそして消えていった歴史があります。この記事ではそんな昔のゲーム機を懐かしみつつ、それらのハードは一体どういうゲーム機だったのかを紹介していきます。

ゲーム機名の右側に(メーカー:日本での発売日:総売り上げ台数)という形で表記しています。また、ランキング、総売り上げ台数は任天堂およびソニー等、メーカーの公式サイトより引用しています。

※累計売上台数はあくまでも以下、公式HPからの発表内容に限定しており、別媒体が発表した売上とは異なる可能性があります。

・Nintendo
「ゲーム機販売実績」https://www.nintendo.co.jp/ir/finance/hard_soft/index.html
・Sony Interactive Entertainment
「ハードウェア全世界累計販売台数」https://www.sie.com/corporate/data.html

ゲーム機累計販売台数ランキング(公式発表)

10位:ニンテンドー3DS(任天堂:2011年2月26日:7,545万台)

第10位はニンテンドー3DSです。
ニンテンドー3DSはニンテンドーDSの後継機であり、裸眼で立体視が出来るということが最大の特徴です。
3Dカメラも搭載され、立体的な写真を撮ることが出来るほか、そのカメラを用いてARゲームを楽しむことも出来ました。もちろん性能的にもニンテンドーDSからかなり向上しています。

発売後の6月からは任天堂のネットワークサービスを統合したニンテンドーeショップもサービスを開始しました。
ニンテンドー3DSはその後、3DSの上位互換機種であるNewニンテンドー3DSなども発売されました。

9位:ゲームボーイアドバンス(任天堂:2001年3月21日:8,151万台以上)

ゲームボーイの後継機として作られ、スーパーファミコンを大きく上回る性能を持っています。
そのため、スーパーファミコン用ソフトのリメイクや移植作品が多く発売されました。
ゲームボーイシリーズのソフトとの高い互換性を持ち、赤外線通信以外の部分では全てのソフトが動作します。
折り畳み型のゲームボーイアドバンスSPも発売され、実質の後継機であるニンテンドーDSのデザインに受け継がれています。

8位:PlayStation Portable(ソニー:2004年12月12日:7,640万台以上)

当時の携帯型ゲーム機は据え置き型ゲーム機には遠く及ばない存在だったため、PS2並のグラフィックを描画出来る携帯型ゲーム機として話題になりました。
日本ではモンスターハンターポータブルシリーズがそれぞれヒットし、売り上げに貢献しました。
ゲーム以外にもUMD-VIDEOやメモリースティック内の動画や音楽を再生出来る、Wi-Fiが使える、ブラウザが搭載されているなど多彩な機能を備えています。

7位:PlayStation 3(ソニー:2006年11月11日:8,740万台以上)

PlayStaition3はBlu-ray Disc、HDMI、7.1chサラウンド、フルHDなどを採用し、まさにプレステ2のスペックを向上させた次世代機といえる性能で2006年11月11日に発売されました。

ブラウザの搭載やPlayStation Networkの開始など、まだスマホなどが普及していなかったこの時期に既にネットワーク機能なども搭載しており、ソニーとしてもこの頃から既に先を見据えたゲーム機作りを志向していたことが伺えます。
他では周辺機器のtorneを接続することで地デジレコーダーにもなる、3D立体視にも対応など、かなり万能なゲーム機でした。

6位:Wii(任天堂:2006年12月2日:1億163万台以上)

任天堂はゲーム市場の縮小の原因を「ゲームの複雑化によるゲーム離れ」と考え、非ゲーマー層を市場に呼び込むため、コアゲーマーとカジュアルゲーマーが同じスタートラインに立てるようなゲーム機を目指しました。そこでリリースされたゲーム機がWiiです。
世の中のゲームがどちらかといえばリアル性を志向している中で、任天堂はより家族や友達と楽しむためのゲーム機を打ち出していた印象です。そのWiiは直感的に操作出来るWiiリモコンにより、ファミリー層にも受け入れられ、男女比も1:1と従来のゲーム機とは違う売れ方をしましたが、従来の操作に慣れたコアユーザーは相対的に少なくなってしまったようです。

5位:PlayStation(ソニー:1994年12月3日:1億280万台以上)

ソニーが初めて発売したゲーム機で、据え置き型のゲーム機としては初めて1億台を突破しています。
従来のカセット型よりもかなりコストの安いCD-ROMの採用や流通経路の見直しなどにより、当時の覇権を握るプラットフォームへと成長しました。
ソフトの本数は全てのゲーム機の中で最多です。
ゲームクリエイターとしてアーティスト的に名前を出すようになったのも、この頃のソニーが始めました。
元々「PlayStation」という名前はスーパーファミコン用のCD-ROM拡張システムの開発名でしたが、それをそのまま採用しています。

4位:PlayStation 4(ソニー:2014年2月22日:1億280万台以上)

ソニーの現行機種であり、4Kに対応した上位機種であるPS4 Proも発売されています。
以前のPSシリーズでは高性能を重視していましたが、PS4では開発環境への配慮がされえており、ゲーム開発者からも好評を得ました。
コントローラーにはボタン1つで配信が出来る「Shareボタン」が搭載され、様々な機材を持っていなくとも誰でも配信が楽しめるなど時代に即した機能を盛り込んでいます。
据え置き型ゲーム機としては最速で1億台を売り上げました。

3位:ゲームボーイ/ゲームボーイカラー(任天堂:1989年4月21日:1億1,869万台以上)

発売当時すでにカラー化が進んでいたゲーム業界でしたが、電池の持ちや価格への配慮からあえてのモノクロ液晶搭載で発売されました。
この判断が功を奏し、後発のカラー対応携帯型ゲーム機にも大きく差をつけています。
のちに本体カラーのバリエーションや、軽量なタイプ、カラー対応タイプ、バックライト付きタイプなど数多くの機種が発売されました。

2位:ニンテンドーDS(任天堂:2004年12月2日:1億5,402万台以上)

DSは「Dual Screen」の略であり、その名前の通り2つの画面を持つ携帯型ゲーム機です。
そのうち1つの画面はタッチスクリーンになっていたり、音声認識での操作が出来たりと、映像表現の進化を目指してきた他機種とは違う方向性を打ち出したことで幅広い層に受け入れられました。
家庭用ゲーム機史上最速で1億台を売り上げ、日本国内に限れば売り上げ台数1位です。

1位:PlayStation 2(ソニー:2000年3月4日:1億5,500万台以上)

そして、売り上げ第一位はソニーのPS2です。
スーパーファミコンからPSやセガサターンが登場した際にもグラフィックの美しさに多くの人が驚嘆しましたが、このPS2では更にその出来栄えを進化させました。

PS2はPSでの成功を元に、多くのソフトが続けてリリースされたことで、他の追随を許さない圧倒的なコンテンツ量となり成功しました。またPSでのゲームタイトルと互換性を持たせたため、ユーザーがそのままPS2に乗り換えることが出来たことも大きな成功につながった要因の一つです。

なお、PS2は当時としてはかなりのスペックを誇り、それは「軍事転用の恐れがある」と輸出制限がかかったほどです。
専用機でしか再生出来なかったDVDが再生可能で、DVDプレーヤーよりも安価だったこともかなりの話題になりました。
すでに大量のソフトが発売されていた初代PSとの互換性も購入の後押しとなり、歴代1位の売り上げ台数を達成しました。

任天堂とソニーがほぼ独占

改めてゲーム機の販売台数を確認するとさすがに商業的にも大成功したものばかりで、メーカーはソニー、任天堂という現状もゲーム機を作り続けている2社の製品が独占している結果になりました。他ではアメリカのマイクロソフト社が2005年に開発したXbox 360が売り上げとしては8,580万台以上を記録しているとする記事も見かけました(公式ではないため上記からは除外しています)が、少なくとも日本においては任天堂・ソニーの影響力は大きいためXboxは余り存在感を発揮できていないと言えるのではないでしょうか。いずれにせよトップ10のうち9つが任天堂・ソニーが占めており、改めてゲーム界における両社の存在感を感じます。

本記事では10位以下は割愛しましたが、ここに紹介しきれない魅力的なゲーム機もまだまだたくさんありますし、どのゲーム機も当時の技術の粋を集めて作られた知恵と工夫の結晶です。もし懐かしさを感じて頂けたり、魅力を再発見して頂けたりしたのなら、この機会にかつて遊んだゲーム機たちを起動してみてはいかがでしょうか。

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