2020年04月10日

米軍がeスポーツに注目、採用広告費をスーパーボウルから振り向ける

eスポーツ

米国海軍は、採用に関する広報戦略を変更し、広告予算の大部分をeスポーツとYouTubeに振り向ける計画だ。 USNI Newsによると、広告予算の97%をオンライン広告に費やし、残りの3%は、看板とラジオに割り当てる。THE ESPORTS OBSERVERが26日伝えた。

海軍は17〜28歳までの若者にリーチするため、オンライン広告戦略に移行している。海軍は、そのターゲットオーディエンスが主にデジタル分野にいることをリサーチから結論付けた。ロバート・バーク海軍作戦副部長は、軍記者・編集者の年次会議に出席した際に次のように語った。「私たちが学んだことの1つは、スーパーボウルゲームの最中に多くのテレビ広告にお金を払うことでした。しかし、ターゲットのオーディエンスはこれを見ません」。

2018年以降、海軍は、テレビ広告に費やす資金が少なくても、採用人数に影響しないことをつきとめたという。海軍がオンライン広告戦略を策定するために使用した2018年のシラキュース大学の調査によると、eスポーツの視聴者数は約8400万人と見込まれている。これが正しければ、NFLを除く他のすべてのプロスポーツリーグを上回ることになる。また、eスポーツの視聴者の61%が25歳未満であるという。

海軍にとって、2020年のeスポーツは、採用だけでなく士気においても主要な焦点となる。来年2月には、この新しい広告戦略がeスポーツで展開される見通しだ。さらに、海軍はeスポーツイベントの主要スポンサーになり、現役軍人リクルーターが人員選定したeスポーツチームを編成することも視野に入れている。

海軍以外にも、eスポーツをより大きな採用基地と見なしている支部がある。 米国空軍は2018年、eスポーツのプロリーグ、ELEAGUEとパートナーシップを締結した。これには、コンテンツのコラボレーションと制作、テージ上で優勝チームにチャンピオントロフィーを提供することなど含まれていた。アメリカ空軍は、ボストンのELEAGUE カウンターストライク:グローバルオフェンシブ(Counter-Strike:Global Offensive、CS:GO)メジャーのMVPスポンサーだった。

米陸軍は、独自のeスポーツチームを持っており、Call of Dutyなどのタイトルで積極的に対戦している。また、今年初めに米eスポーツチームのComplexityと提携した。6月下旬、Complexityのアスリートは、テキサス州エルパソにある米国陸軍のフォートブリスでのブートキャンプ演習に参加し、現役兵士と一緒に軍事スタイルの訓練をしている。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。