2020年04月10日

ARメガネとは?主要な機種と活用事例も紹介

ARは現実世界の映像にコンピュータが作ったデジタル映像を重ね、目の前に広がる世界に情報を追加する技術です。「ポケモンGO」や「SNOW」を始めとするARアプリがヒットしたことで、一般人にとっても身近な存在となりました。

そして近年話題になっているのが、ARをウェアラブルデバイスとして活用した「ARメガネ」です。ARの技術開発が進むことで、今後はARメガネがより身近な存在になると期待されています。

そこで本記事では、ARメガネの基礎知識や機種、活用事例などについて解説していきます。この記事を読めば、ARメガネとは何なのか、どういった製品が既にあるのか、など現在地点が理解できるはずです。

ARメガネとは?

ARメガネとは、その名の通りメガネ型のデバイスを用いるAR機器です。メガネのレンズ部分がディスプレイになっており、そこにさまざまな情報が映し出されます。

スマホを用いるARアプリの場合、スマホのカメラで現実世界を撮影すると、そこにコンピュータが作ったデジタル映像が現れるというものでした。しかしARメガネの場合は、眼鏡をかけたその向こう側にデジタル映像が現れます。ARアプリよりもリアルかつ直感的に拡張空間を体験できるのが特徴です。

ARメガネの応用分野は非常に幅広く、既に医療や建築、機械設計などの分野に応用されています。現状では企業向けの製品が多いのですが、今後開発が進めば一般向けの製品も増えていくことでしょう。

ARメガネの機種と活用事例

現行で発表されているARメガネには、以下のような機種があります。それぞれ活用事例と共に見ていきましょう。

Microsoft「HoloLens 2」

コンピュータの開発でお馴染みの米Microsoft社は、「HoloLens 2」というARメガネを販売しています。HoloLens 2の特徴は、PCやスマホとの接続が不要な点です。完全にハンズフリーでさまざまな操作ができます。

HoloLens 2はビジネス向けとして開発されたARメガネであり、機械設計や医療手術の補助にも対応しています。ハンズフリーで使えることを活かし、アイディア次第でさまざまな分野に応用できるのが魅力です。

Lenovo「ThinkReality A6」

香港に本部を置くコンピュータメーカーLenovoが開発を行っているARメガネが、「ThinkReality A6」。本製品は従業員向けのARメガネであり、作業効率の向上や従業員同士の円滑な連携を目的としています。

音声認識やジャスチャーにも対応しており、ハンズフリーでさまざまな情報を呼び出すことも可能。働き方改革にも大きく貢献してくれるであろうARメガネです。

Rokid「Rokid Glass 2」

「Rokid Glass 2」は中国のスタートアップ企業Rokidが販売するARメガネです。本製品は折り畳み可能なのに加え、90gという軽量な本体重量が特徴。長時間かけていても違和感のないデザインを実現しています。

こちらは企業向けの製品であり、教育や物流の現場における使用を想定。リリースは2020年中を予定しており、さまざまなシチュエーションでの活躍が期待されています。

EPSON「MOVERIO BT300」

プリンターでお馴染みのEPSONが販売するのが「MOVERIO BT300」です。本製品は目の前に大画面・高画質な映像を映し出すことができるARメガネです。

仕組みとしては、スマホやタブレットの映像を本体へと飛ばし、それをグラス上で視聴するというもの。これにより移動しながらでもハンズフリーで映画やドラマを楽しむことができます。現行のARメガネの中では最も一般用途に特化しており、映画やドラマが好きな人ならぜひ試しておきたい製品です。

AppleもARメガネを開発している!?

Appleは2023年までにARメガネを市場に投入すると発表しています。

デザインとしては布地と軽量材料を組み合わせ、長時間着用していても疲れないARメガネを目指すとのこと。また機能面については、3Dスキャンや高度な人物検出が搭載される予定です。室内をマッピングし、物体の前後にいる人の存在を認識する機能があるとも発表されています。なお正式な値段については、現段階では発表されていません。

これまで「Apple Watch」や「AirPods」など、数々の革新的なデバイスを市場に投入してきたApple。本格的にAR業界に参入するとなれば、新たな革命を起こしてくれると期待できます。

ARメガネは今後ますます普及する

ARメガネは現状では企業向けの製品が多いですが、今後はますます一般向けの製品も増えてくと予想されています。ARメガネが普及すれば、身の回りの作業はさらに便利になるはずです。

ARの市場は上記のような大企業を始め多くのスタートアップやITではない他業種からも大きく注目されており、今後の展開に大きく注目が集まっています。実際に使う側からすればどういった進化を遂げていくのかが楽しみなところですが、各社の動向にも注目していきたいところです。

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