2020年04月10日

高校生eスポーツバトル!高校生eスポーツ甲子園とは何か?

世界的に普及してきているeスポーツは日本国内でも国体競技に選ばれるほど成長しています。多くの企業がeスポーツに注目しており、今後はオリンピック競技としてeスポーツが採用される日も来るかもしれません。

今回は、そのeスポーツに関して日本で開催されている高校生向けeスポーツ大会「高校生eスポーツ甲子園」にフォーカスを当て、どのような大会なのか、過去の大会の結果や大会を全力でサポートする存在の応援マネージャーについてご紹介します。

高校生eスポーツ甲子園とは

高校生eスポーツ甲子園はテレビ東京、電通が主催するeスポーツの高校対抗戦です。2019年にスタートし決勝大会は舞浜アンフィシアターで行われ、累計の入場者が2,800人以上、ライブ配信の視聴者数は136万を超えるなど大きな盛り上がりを見せました。

大会のプログラム内容としてはゲームタイトルごとに選ばれた高校が凌ぎを削り、覇権を競い合う形になります。なお、第一回大会では1,475もの高校がエントリーし、参加プレイヤーの数は4,700人を超えるというビッグイベントです。

なお、似た大会として全国高校eスポーツ選手権というイベントがありますが、こちらは毎日新聞が主催となっており、さながら野球の高校生年代の大会である春と夏の甲子園のようです。

どちらの大会も、主催だけではなく協賛として多くの大手企業がスポンサードしており、大会の組織基盤としては非常に大きいイベントになっています。

第1回大会

高校生eスポーツ甲子園、Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2019(以下、STAGE:0)は、2019年8月14日・15日に決勝大会が開催されました。

STAGE:0はeスポーツ競技の発展と世界で活躍する日本人選手の輩出を目指し、2019年からスタートした国内最大級のeスポーツ高校生大会です。第1回大会のエントリー総数は全1475校、1780チーム、4716名でした。

クラッシュ・ロワイヤル部門では関東ブロック代表 渋谷教育学園渋谷高等学校、フォートナイト部門では千葉県立下総高等学校、そして、リーグ・オブ・レジェンド部門では九州・沖縄ブロック代表 学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校が、それぞれ初代王者に輝きました。

各部門の優勝高校

渋谷教育学園渋谷高等学校

クラロワ部門の優勝チームである渋谷教育学園渋谷高等学校は、東京都渋谷区渋谷にある私立高等学校です。関東ブロック代表である渋谷教育学園渋谷高等学校は関西ブロック代表(大阪)の関西大倉高等学校を破って優勝しています。

ちなみに優勝賞品である「クラロワリーグ アジア」シーズン2プレイオフに招待され、プレイオフ出場のプロ選手とエキシビジョンマッチをすることができる権利でした。これからのeスポーツ界を引っ張っていく高校生たちにとっては、とても有益な景品です。

千葉県立下総高等学校

フォートナイト部門の優勝は千葉県にある下総(しもふさ)高等学校チームのペアでした。
千葉県立下総高等学校は創立100年以上の歴史を持つ総合専門高校です。決勝戦に残った下総高校は圧倒的な力を見せつけ、3戦目となる最終戦では優勝がほぼ手中にある状態でした。

学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校

LOL部門の優勝チームである学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校は、ネットと通信制高校の制度を活用した新しいネットの高校です。パソコンやスマホを使い、自分のペースで勉強を進めながら高校卒業資格が取得できます。

2018年10月、N高等学校のネット部活であるサッカー部と格闘ゲーム部が合併し、eスポーツ部 として新たなスタートを切りました。体を動かすスポーツ同様、既にeスポーツが部活動としても認められるようになったことが伺えます。

採用ゲームの紹介

高校生eスポーツ甲子園の競技に採用されているゲームをご紹介します。

クラッシュ・ロワイヤル

クラッシュ・ロワイヤル(Clash Royale)は、フィンランドのゲーム会社が開発、運営するスマホ用オンラインストラテジーゲームで、クラロワと略して呼ばれています。

プレイヤーは、8枚のカードで構成されるデッキを編成し、2.8秒に1たまるエリクサーと呼ばれるコストを消費して、ユニットをアリーナ上に送り出します。

クラッシュ・ロワイヤルの魅力は、3分間という短い対戦時間の中でユーザーの戦略性を活かしたバトルを繰り広げることにあります。ゲームをプレイするユーザーの数だけ戦略に違いがあり、そこにeスポーツにおいての重要な要素である、盛り上がる競技性も生まれるのです。

フォートナイト

フォートナイト(Fortnite)は、アメリカのEpic Games社が販売・配信するプレイヤー対モンスターゲームです。ゲームには複数のモードが用意されていますが、多くの人が楽しめるバトルロイヤルモードが人気です。このバトルロイヤルモードでは多くのプレイヤーたちと対峙しながら最後まで生き残ることをテーマにプレイしていきます。

対応プラットフォームはWindows、macOS、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、iOS、Androidです。

また、フォートナイトはロサンゼルスを拠点とするスタートアップ企業、PlayVSの働きにより、アメリカの高校と大学に公式スポーツとして導入されることが決まっています。

リーグオブレジェンド

リーグオブレジェンド(League of Legends)は、アメリカのゲーム会社Riot Gamesが開発したゲームです。

プレイヤーは5対5の2つのチームに分かれ、各プレイヤーが使用するチャンピオンを選択、お互いの本拠地を破壊することを目指します。チャンピオンは100種類を超えており、現在でも定期的に追加されています。

応援マネージャー

高校生eスポーツ甲子園では応援マネージャーがおりSTAGE:0では応援マネージャーとしてアイドルグループ・日向坂46が選ばれました。日向坂46は、秋元康氏のプロデュースにより2015年にデビューした日本の女性アイドルグループです。

日向坂46のメンバーたちが自ら大会採用ゲームタイトルの100時間プレイに本気で取り組む様子がテレビ東京のeスポーツWEB配信チャンネル「TOKYO eSPORTS HIGH! Powered by テレビ東京」にて配信されました。

eスポーツのポテンシャル

全国の高校にeスポーツに取り組む学生が増えていっていることが伺えます。また日向坂46というアイドルグループもeスポーツの応援団として関わるということは、既にeスポーツが高校生のゲーム大会という枠を超えて総合的なエンターテインメントとして扱われているとも言えます。
主催のテレ東や電通はもとより、スポンサーも大手企業が軒並み名を連ねており、大会の将来性も非常に高いです。同様に高校生のeスポーツ大会である「全国高校eスポーツ選手権」も大きな盛り上がりを見せており、eスポーツの分野は大きな可能性を秘めていると言えるのではないでしょうか。

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