マンスリーアーカイブ 5月, 2024

大阪府、IR隣接地「夢洲第2期」マスタープラン提案募集へ

「大阪夢洲カジノ」の隣接地に何がたつのかー。 先週、大阪府、大阪市、堺市の都市開発担当者が開催した会議で、今夏、「夢洲第2期」プロジェクトのマスタープラン策定に向けた提案依頼(RFP)プロセスが始まるようだ。今年末までには夢洲第2期のマスタープランが確立される見込みだ。 夢洲第2期は、2025年大阪・関西万博の開催地として指定された夢洲にある50ヘクタールの土地を含む。この土地は、MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックス株式会社が主導するコンソーシアムによって開発中の大阪統合型リゾート(IR)とカジノが位置する「夢洲第1期」に隣接している。 大阪府は、夢洲第2期を大阪カジノリゾートと連携するエンターテインメント施設を特徴とするプロジェクトとして計画している。 夢洲第2期は、既存のIR施設に隣接する広大な土地で、今後の都市計画において重要な役割を果たすと期待される。大阪府は、このエリアの開発に関する独創的かつ実現可能な提案を広く募り、地域全体の魅力を高めることを目指す。 <終>

米ゲーミング分野マーケティング協会、初代エグゼクティブディレクターにジョージ・ローバー氏を任命

米Responsible Gambling Affiliate Association(RGAA、本拠デラウェア)は、ジョージ・ローバー氏を組織の初代エグゼクティブディレクターに任命したと発表した。彼のリーダーシップのもと、RGAAは責任あるギャンブルマーケティングと広告の実践を推進していく。 業界団体であるRGAAは、米国オンラインギャンブルアフィリエイトセクターの主要6社、Better Collective、Catena Media、FairPlay Sports Media、Gambling.com Group、Spotlight Sports Group、そしてXLMediaで構成されている。エグゼクティブディレクターとしてローバー氏が担うのは、責任あるアフィリエイト慣行の推進、メンバーのニーズと利益の代弁、適切な規制の提唱、業界ステークホルダーとの連携、そして誠実性の基準の擁護だ。 ローバー氏は次のようにコメントしている。「州規制当局、政治家、立法者、オンラインギャンブルオペレーターを含むステークホルダーと協力し、規制されたオンラインギャンブルエコシステムにおいてアフィリエイト企業が果たす重要な役割を促進する。」 「RGAAの設立は、業界のこの重要なセグメントに、責任あるギャンブルを促進し、消費者の最善の利益を優先するための重要で建設的な声を提供するだろう。統一された高水準の基準とガイドラインによって、長期的な成功を収めていく。」 ローバー氏は、RGAAに参加する前にニュージャージー州法と公共安全省、司法長官室、そしてニュージャージー州ゲーミング執行部門(NJDGE)で数々の上級職を歴任した。NJDGEでは、サービス業ライセンス、カジノ起訴、インターネットゲーミング、技術サービス局を監督。ニュージャージー州でのインターネットゲーミングの成功裏の立ち上げを指揮し、NJDGEで最も複雑なライセンスや組織犯罪の調査・起訴を監督した。 退職後は、ゲーミング業界の企業と緊密に連携し、スポーツイベントの賭博に関連する詐欺や違法行為の検出・抑止を目的とした全国的な非営利組織「スポーツベッティングインテグリティモニタリング協会(SWIMA)」を設立。 RGAAでの役割に加え、ローバー氏は戦略的ゲーミングアドバイザリー企業であるPrinceton Global Strategiesを通じて、ゲーミング業界の企業をサポートし続けている。 RGAAの会長ケイティ・マッコード氏は、「ジョージ・ローバー氏をRGAAファミリーに迎えられて非常に嬉しい。カジノとスポーツベッティング法での数十年にわたる専門知識は、間違いなく我々の組織を高めてくれるだろう。SWIMAのような取り組みを先導するなど、ジョージの業界への貢献は、彼の誠実性と革新へのコミットメントを示している」と語った。 ローバー氏は新たな役割の下、3月4日にニューヨークで開催されたNext.ioオンラインギャンブルおよびスポーツベッティングサミットで、米国のオフショアおよび未規制市場の危険性について議論するファイヤーサイドチャットに参加した。 <終>Responsible Gambling Affiliate Association、初代エグゼクティブディレクターにジョージ・ローバー氏

春開業の韓国IR「Mohegan INSPIRE」好調「今後数ヶ月以内に黒字化」

米モヒーガン・トライバル・ゲーミング・オーソリティが今年3月に韓国に開業したカジノIRリゾート「Mohegan INSPIRE」(モヒーガンインスパイア)が好調のようだ。

MGMチャイナ、業績急回復 観光客増加で

カジノIR企業大手、MGMチャイナの業績回復が進んでいる。 マカオでMGMマカオ、MGMコタイ等複数のカジノIRを運営する「MGMチャイナ」。2018年にMGMコタイをオープンするも新型コロナと中国経済の落ち込みに見舞われていたが、今年にはいって業績が急回復している。 中国大陸からのVIPではなく「マス市場」や観光客にフォーカスした戦略が功を奏しているようだ。内実はVIP向けギャンブル天国だったマカオの、本当の意味でのカジノの「IR化」が進んでいるわけだ。 MGMチャイナの2024年第1四半期の営業利益(EBITDA)が約500億円に達し、前年同期比で77%増、新型コロナ前の2019年第1四半期比で155%増だ。 業績回復が著しいのは新しいカジノIRであるMGMコタイのほうだ。 これまでマカオにきたことのある観光客も楽しめる総合エンターテイメント施設となっているからだ。 MGMコタイは第1四半期に約949億円の売上を記録。コロナ直前の2019年第1四半期と比べてなんと倍に増えたかたちだ。 MGMマカオのほうもは約694億円の売上を上げ、2023年第1四半期の約456億円、2019年第1四半期の約674億円と比べても大幅の増収だ。 注目すべきは一般観光客からのカジノ収益が増えていることだ。 なんと一般観光客からのカジノ収益は新型コロナ前の水準より10%高くなり新記録を更新。スロットを含めると新型コロナ前より倍近くになっている。 VIP向けを含めたカジノ収益全体でみるとコロナ前の7割水準だが、一般観光客の増加にカバーされたかたちだ。 ホテルの稼働率も好調で、期間中93.4%を記録した。 観光客パワーが今後もVIP収益の落ち込みをカバーしていくと見られる。 <終>

仮想通貨カジノ「TGカジノ」が、ACミランのiGamingリージョナルパートナーに

仮想通貨カジノ「TGカジノ」とイタリアの名門サッカーチームであるACミランは今週、新しいパートナーシップを締結したことを発表した。  TGカジノからの発表 TGカジノの公式Twitterアカウント(@TGCasino)は5月6日、下記の内容のツイートを行なった。 「TGカジノは、ヨーロッパにおけるiGamingパートナーとして、ACミランとの提携を正式に発表できることを誇りに思う。TGカジノユーザーはまもなく、これまでACミランでいくら資金を投入しても得られなかった体験や商品を獲得できるようになるだろう」 一方、同日ACミランの公式ウェブサイト(acmilan.com)は、下記のプレスリリースを公表した。 「ACミランは、ヨーロッパにおけるロッソネリ(ACミランの愛称)公認のiGamingリージョナルパートナーとしてTGカジノが参画する、新しいパートナーシップを発表できることを嬉しく思う。この新しいパートナーシップにより、$TGCトークンの所有者は、ロッソネリクラブが提供する多くの体験を獲得するチャンスが得られる」 ロッソネリクラブの広報担当者は「$TGCの保有者は、ACミランの公式ユニフォーム、ミラネッロ(ACミランの練習場)にあるトレーニングセンターへの訪問、サン・シーロ・スタジアムでのVIP観戦、そしてサッカークラブをより身近に感じられる多くの”オーダーメイド体験”を獲得するチャンスがある」と付け加えた。 仮想通貨カジノ界の有名プレイヤーのひとりは、Twitterで「Telegram互換の仮想通貨カジノアプリの注目度が急上昇したおかげで、TG.Casino($TGC)ネイティブトークンは今回のパートナーシップを機に、さらに強気に転じる可能性がある」と述べた。 新生カジノはプレイヤーへの還元を継続 TGカジノは、2023年に設立された比較的新しい暗号化カジノである。同年の9月に$TGCユーティリティトークンによるICOを行った。 $TGCトークンは2024年1月5日にUniswapに上場し、今回のACミランとの提携発表直後には、10%以上上昇した。 CoinMarketCapによると、$TGCの既存のユースケースには、所有者のための「損失時のキャッシュバックとステーキング報酬」がある。仮想通貨カジノの利益の一部は、公開市場で$TGCを買い戻すために使用され、そのうち40%は流通量を減らすためにバーン(焼却)され、60%はステーキングプールに入れられる。 今回の提携を受けて、ACミランは$TGCを「ファンとのエンゲージメントツール」と表現した。 TGカジノはまた、2024年にOpenSeaでNFTコレクションをオープンしている。その保有者はカジノでの報酬にボーナスが付与される。 TGカジノについて TGカジノは、キュラソー島ライセンスのトップクラスのビットコインカジノである。BTCをはじめとする仮想通貨によるベットを受け入れ、世界中のどこからでも入金および出金が可能。5, 000以上のゲーム/試合に今すぐベットできる。 5月6日にTGカジノがiGamingの新しいリージョナルパートナーになることが発表されると、ACミランも同様の発表を行い反響を呼んだ。ACミランは、このパートナーシップについて「ヨーロッパ全土の数千万人の消費者のリビングルームと携帯電話にTGカジノがインストールされれば、TGカジノは一躍GameFiのトップステージに躍り出るだろう」と述べている。 2023年の開設以来、TGカジノは他の仮想通貨カジノとは一線を画す斬新なアプローチを取り入れてきた。完全な匿名性とシームレスなモバイルプレイを提供するため、Telegramベースのプラットフォームが開発されている。 本記事の情報ソースはTGカジノであり、本プレスリリースは情報提供のみを目的としています。本情報は投資助言または投資の提案を構成するものではありません。

シンガポールのマリナベイサンズ、タワー3改修は25年6月までに完了へ

シンガポールの有名なカジノリゾート「マリナベイサンズ」がアップグレードされつつあるようだ。サンズ社の社長兼最高執行責任者であるパトリック・デュモン氏が改修の進捗を発表した。 サンズ社は現在マリナベイサンズのタワー3の改修をすすめており、2025年6月までに完了するという。同年の1月末に予定される旧正月までには改装された客室の一部を一般公開することをめざす。改修工事後、タワー3には380室のスイートルームを含む550室の客室が設置される。 同社は現在1100億円以上かけてホテルロビー、屋上のサンズ・スカイパーク等タワー3全体の改修をすすめる。これとは別に、サンズはすでにタワー1とタワー2の改修にも1500億円投じてきた。 タワー3の改装が完了すると、「マリナベイサンズ」の3つのホテルタワーには1850室の改装済み客室が用意されることになる。うち770室がスイートルームだ。改装前の客室総数は約2560室だったから、部屋数は減ることになる。 ちなみにシンガポール政府も約5000億円かけて「マリナベイサンズ」の拡張に動く。目玉は4つ目のホテルタワーの開発だ。 今月初め、ラスベガスサンズはマリナベイサンズの拡張工事の着工を2025年7月に延期し「2029年7月までの完成を目指す」と発表した。30年秋開業をめざす大阪IRより早く拡張が完了する予定だ。 <終>

「オカダマニラ」運営のUE社、65億円の不正送金で社長交代

フィリピンのカジノリゾート「オカダマニラ」の親会社ユニバーサルエンターテインメント社の富士本淳社長が代表取締役を辞任した。 この動きは、2019年8月にさかのぼる株主代表訴訟に関する東京高裁での判決を受けたものだ。 ユニバーサルエンターテインメントは4月26日、今回東京高等裁判所が富士本氏の不正行為を違法と判断したと発表。富士本氏が合理的な必要性なく、社内の意思決定手続きに従わずに約4350万米ドル(約66億円相当)を社外に送金し、それによって同社の取締役としての義務に違反したと判断したという。 これにより富士本氏はユニバーサル社に対して賠償責任も負うとのことだ。 さらにユニバーサルエンターテインメントでは富士本氏にかわって徳田肇氏がグループ代表取締役社長に、岡田貴子氏が代表取締役に就任した。富士本氏は現在、取締役とされている。 ちなみにユニバーサルエンターテインメントの創業者である岡田和生氏は、富士本氏が「岡田おろし」にかかわった張本人として非難してきた。岡田氏は2017年6月にユニバーサルエンターテインメントの会長職を追われていた。 <終>

マカオのカジノ業界展示会「G2E Asia 2024」どうなる?オンカジ部門は排除

世界最大級のカジノ業界展示会「G2E」アジア。 今年もマカオ・ベネチアンで開催される。会期は6月4日~6日だ。 主催者発表によると今回の特徴は以下の通りだ。 参加者数8000人、展示社100社を見込む。これは新型コロナ前と比べて半分の規模だ。 オンラインゲーム展示部門を排除 昨年と同様にアジアIRエキスポを同時開催。「統合型リゾート」ビジネス、つまり非ゲーミング部門を強化 アジアIRサミットと銘打って、統合型リゾートビジネスに関連するカンファレンスを開催 テーマは「AI(人工知能)」と「セキュリティ」 トピックは「アジアの新興カジノ市場」等 マカオ政府による非ゲーミングセクターへの多角化政策が色濃く反映される構成となっている。 将来的にはG2EとアジアIRエキスポが統合されていく流れがあるようだ。 <終>
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