マリーナベイ・サンズ

シンガポールの有名なカジノリゾート「マリナベイサンズ」がアップグレードされつつあるようだ。サンズ社の社長兼最高執行責任者であるパトリック・デュモン氏が改修の進捗を発表した。

サンズ社は現在マリナベイサンズのタワー3の改修をすすめており、2025年6月までに完了するという。同年の1月末に予定される旧正月までには改装された客室の一部を一般公開することをめざす。改修工事後、タワー3には380室のスイートルームを含む550室の客室が設置される。

同社は現在1100億円以上かけてホテルロビー、屋上のサンズ・スカイパーク等タワー3全体の改修をすすめる。これとは別に、サンズはすでにタワー1とタワー2の改修にも1500億円投じてきた。

タワー3の改装が完了すると、「マリナベイサンズ」の3つのホテルタワーには1850室の改装済み客室が用意されることになる。うち770室がスイートルームだ。改装前の客室総数は約2560室だったから、部屋数は減ることになる。

ちなみにシンガポール政府も約5000億円かけて「マリナベイサンズ」の拡張に動く。目玉は4つ目のホテルタワーの開発だ。

今月初め、ラスベガスサンズはマリナベイサンズの拡張工事の着工を2025年7月に延期し「2029年7月までの完成を目指す」と発表した。30年秋開業をめざす大阪IRより早く拡張が完了する予定だ。

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