2024年04月25日

Oculus Questの最新の更新、ハンドトラッキングでガーディアン境界線の設定可能に

フェイスブックはシステムソフトウェアのアップデートによってOculus Questスタンドアロン ヘッドセットを着実により高度なプラットフォームにしている。フェイスブックは、Oculus Questを実行しているバージョン16の最新の更新により、コントローラーを使用する代わりにハンドトラッキングで、ルームスケールのガーディアン境界線の設定が可能になると発表した。Upload VRが伝えた

Questが2019年5月に出荷を開始して以来、VRで部屋を設定するための最も巧妙なアプローチを特色にしてきたことを考えると、これは非常に顕著な追加だ。ヘッドセットを装着し、コントローラを使用して床に利用可能な範囲のアウトラインをペイントするというこのシステムは、直感的で迅速で、カメラやレーザーを壁に取り付け、ヘッドセットを装着する前に空間をトレースするよりもはるかに早くVR体験に入ることができた。
しかし、Questに実験的なコントローラー不要のハンドトラッキング機能を12月に追加したことで、フェイスブックは、操作の際ににコントローラーを必要としないVR(およびAR)ハードウェアのための未来のエコシステムを構築しようとしている。複数のゲームは、ハンドトラッキングとの互換性のために更新されることが期待されており、コントローラなしで設定されたガーディアンの追加は、パズルのちょうど1つの部分だ。

今週初め、開発者によって発見されたドライバーコードのUploadVRの分析は、フェイスブックの将来のVRヘッドセットが、現在のQuestよりも高いレートで周囲をサンプリングするカメラを搭載する可能性があることを示唆した。これにより、将来のシステムでより堅牢なハンドトラッキングが可能になるかもしれない。本記事執筆時点では、Questのハンドトラッキングはまだ「実験的」と表示されており、システムを使用している間は手が遊んだり、大きく揺れたりするように見えることがあるかもしない。Questをお持ちの人は、SideQuestでハンドトラッキングのデモをダウンロードすることができる。アプリがOculus Storeからサポートを追加する前に、トラッキングの品質が改善されることが期待される。

バージョン16のアップデートでは、Oculus Homeのオプションとして周囲の部屋をARのように表示する機能が追加されたほか、フェイスブックで共有されているリンクをVRで開く機能も追加されている。

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