2020年09月22日

ポーカースターズのTSG、収益が27%増、コロナでスポーツイベントキャンセルが奏功

IR

オンラインポーカーの「ポーカースターズ」を運営するトロント拠点のスターズ・グループ(TSG)は、英国とオーストラリアでの事業が好調であることから、2020年の第1四半期は記録的な業績に向かっていると発表した。CalvinAyreが伝えた

17日に発表された報告書でTSGは、第1四半期の収益が7億3500万ドル前後になり、2019年第1四半期の集計を27%上回ると予想。営業利益は2倍以上増加の1億4000万〜1億4900万ドルになり、調整後利益は50%増の1億8500万ドルになる見込みだ。

第1四半期の収益増加は、ベットマージンが12%に倍増したことと、 コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの影響によりスポーツライブイベントが大規模に中止され、オンラインポーカーとカジノの顧客活動が増加したことによるものだ。

しかし、英国上場のギャンブル大手フラッターエンターテイメントとの継続的な合併/吸収に関連するコストの一部が原因で、利益は1年前の2800万ドルに対して、今四半期には6900万ドル〜7900万ドルの純損失を計上すると予想している。

TSGのインターナショナル部門(主にポーカースターズブランドで構成され、多数のグレー/ブラック市場での運営を含む)の収益は、賭け金の8%減少にもかかわらず、11%増の3億7800 万ドルになると予想。3月のインターナショナル部門の収益は44%増となっており、これがライブスポーツの不足を「緩和する以上の効果」をもたらした。インターナショナル部門のポーカー/カジノの急増は第2四半期に入っても続いており、4月の最初の2週間の収益を前年同期比で75%も押し上げている。

英国部門は、第1四半期の賭け金が18%減少したものの、利益率が14.9%と3倍に拡大したため、収益は66%増の2億9700万ドルに跳ね上がった。これらの上昇分は第2四半期は維持されておらず、賭け金は65%減少し、収益は約30%減少している。

競馬がまだ中止されていないオーストラリアでは、BetEasyオンラインベッティングブランドは、賭け金が3%減少し、収益が2%減の6100万ドルになった。4月の最初の2週間では、競馬の収益はスポーツ収益の減少を「完全に緩和」している。

TSGのポーカースターズとフォックスベットのジョイントベンチャーがニュージャージー州とペンシルバニア州で運営している米国では、同社は第1四半期中にさらに1500万ドルの純損失を計上した。ライブスポーツの中止により、TSGはスターズカジノとポーカー製品のマーケティングを優先せざるを得なくなり、コロラド州とウェストバージニア州での最近のベット承認は、ライブスポーツが再開されるまではあまり重要ではないだろう。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。