2020年07月10日

生体認証データの収集もできるVRグローブ「Teslasuit Glove」が誕生

VR

全身に張りめぐらせた電極によって触覚フィードバックをするVRスーツを開発した企業Teslasuitが、今度はVRグローブを発表した。「Teslasuit Glove」を装着すると、ユーザーは仮想の手触りを感じることができ、また、生体認証データの収集も可能。来年1月にラスベガスで開催される見本市CESでお披露目し、2020年後半に出荷の目標を立てている。THE VERGEが26日伝えた。

VRスーツの「Teslasuit」と同様に、「Teslasuit Glove」は、トレーニングや医療リハビリテーションなどの用途を想定している。グローブの各指には、それぞれ9つの電極が配列されており、存在しないものの表面に触れる感覚を生み出す。また、プラスチックの外骨格は、固体のオブジェクトと相互作用したような抵抗と振動を生成する。
Teslasuit

さらに、グローブはユーザーの手首と指の生体的な動きを捉えることが可能。ユーザーの心拍数などの情報を収集するパルスオキシメーターは、ストレスやその他の身体的反応を間接的に測定するのに役立つという。「Teslasuit Glove」は、Wi-Fiを介して「Teslasuit」と組み合わせれば、ほぼ全身のモーションを捉えて、バーチャルリアリティの触覚フィードバックを提供することもできる。

触覚やモーションコントロールの企業であるTeslasuitは、2010年代半ばのVRブーム時に立ち上げられた。当初は消費者をターゲットにしていたが、その後はビジネス向けへと移行した。 2016年にクラウドファンディングのKickstarterで「Teslasuit」をローンチしたが、そのキャンペーンをキャンセルし、2018年になって最初の製品を正式に発表した。それ以来、宇宙飛行士の訓練、緊急避難訓練、その他のシミュレーションシナリオでの潜在的な用途を実証している。ゲームやエンターテイメントでの導入の可能性は排除されていないが、価格は約5000ドル(約54万8000円)のため、家庭用ではない。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。