2024年04月16日

新型コロナウイルスで閉鎖のサンズ・コタイ・セントラルのカジノ、27日に営業再開

macau

マカオのカジノ事業者サンズ・チャイナは、新型コロナウイルスの影響で閉鎖していた同社のサンズ・コタイ・セントラルのカジノ事業を、2月27日に再開すると発表した。GGRが24日伝えた

コロナウイルスの感染拡大防止措置として、マカオ政府は、市内にある全てのカジノを4日から15日間、20日まで閉鎖するよう指導していた。マカオ市内の全39カ所のカジノ施設のうち、29カ所が20日深夜から営業を再開した。サンズ・コタイ・セントラルを含む10カ所のカジノ施設が閉鎖期間を延長している。サンズ・チャイナは、サンズ・コタイ・セントラルを除くグループのカジノ事業を20日に再開している。

マカオのカジノ規制当局は、営業を再開したカジノ施設に対し、ゲーミングテーブル数を通常時の30%に減らすなど、顧客が密集しないように対策をとるよう求めている。

カジノリゾートのホテルの閉鎖は、カジノ施設の閉鎖というマカオ政府の元の命令には含まれていなかったが、一部の事業者は、運用上の理由でホテルも同時に閉鎖することを選択していた。

ベネチアン・マカオとプラザ・マカオを含むサンズチャイナの複合施設の一部であるフォーシーズンズ・ホテル・マカオは、先週すでに営業を再開している。しかし、同社の他のコタイにある5つ星ホテル2カ所、セントレジス・マカオとコンラッド・マカオは24日の時点で閉鎖されたままだ。

サンズ・チャイナは21日に提出された報告書で、新型コロナウイルス(Covid-19)の世界的な健康緊急事態および関連する混乱の期間と強度は「不確か」であり、「旅行と訪問が引き続き制限される場合」、中国以外の広範な影響も含め不確実である述べた。

「こうした状況の動的な性質を考えると、当社グループの連結経営成績、キャッシュフロー、および財政状態に関連する影響は重要だが、この発表の時点では合理的に推定することはできない」と付け加えた。

サンズ・チャイナは24日、グラント・チャム氏を会社の最高執行責任者(COO)に任命した。ウィルフレッド・ウォン氏は、社長職を継続する。

シェアする