ゲンティン・マレーシアは、マレーシアを代表するカジノ含む統合型リゾート(IR)のリゾーツ・ワールド・ゲンティン(RWG)を、19日午前10時にリニューアルオープンすると発表した。IAGが28日伝えた。
同社は非ゲーミング施設であるリゾーツ・ワールド・キジャルとリゾーツ・ワールド・ランカウイをすでに再開している。RWGの営業再開では、入場をゲンティンリワード会員のみに制限する。一般の入場再開日は現時点で発表されていない。また、コロナウイルス(COVID-19)の拡散防止を目的としたさまざまな健康・安全対策を導入するという。
RWGはウェブサイトで次のように述べている。
「政府のガイドラインや世界的なベストプラクティスに沿って、プロセスを再構築し、包括的な安全計画を策定しました。RWG StaySafe Promiseは、リゾートの安全性を高める計画の概要を示しております。社会的距離の取り方、強化された清掃と消毒のプロセス、さらにサービスアンバサダーを配置いたしました。サービスアンバサダーは、特別な訓練を受けたお客様対応の従業員で、当社の強化された安全対策について、戻って来られたお客様をサポートし、ご案内いたします。」
野村証券のアナリストのTushar Mohata氏とAlpa Aggarwal氏は、RWGの再オープンにより、訪問者数が急増する可能性があると述べている。
「ゲンティン・ハイランドへの訪問者の70%以上が地元住民であることから、国境が閉鎖されているにもかかわらずリゾートの運営が再開されたことで、潜在的な需要が戻ってくる可能性があると考えています」
マレーシア証券取引所への報告書によると、ゲンティン・マレーシアは今週、英国のリゾート・ワールド・バーミンガムに小売店を再開している。英国当局の指摘によると、英国で行なっている大部分の事業で7月4日からカジノ施設を再開する準備を進めているという。
米国のカジノ リゾーツ・ワールド・ニューヨクシティとリゾーツ・ワールド・キャッツキルズは営業を停止したままだ。