2020年04月10日

PlayStation VRの販売台数が500万台に届くも、2020年は試練の年に

VR game

ソニー・インタラクティブ・エンターテインメントは7日、同社の「PlayStation VR」ヘッドセットの販売台数が、これまでに500万台に達したと発表した。また、「プレイステーション 4」の販売台数は、1億600万台を超えた。3年前に発売されたPSVRは、機能とパフォーマンスの点で最新のヘッドセットに遅れをとっているが、強力なVRコンテンツライブラリを構築するための投資、ヘッドセットへの長期的なコミットメント(PSVRとPS5との互換性の発表を含む)、積極的なバンドリングとマーケティングを継続することにより、2016年後半の発売以来、VRヘッドセットがコンスタントに売れているとRoad to VRは指摘している。

一方で、UPLOAD VRによると、PlayStation VRの売上のピークは2018年中頃から2019年初旬であり、売上台数はゆるやかに減速している。売上のピーク時期は、「Firewall Zero Hour」 「Beat Saber」「Astro Bot 」など人気のVRタイトルが発売された時期と重なっている。売上減速の理由は、年末までにPS5が発売予定のため、PS4がライフサイクルの終わりに近づいていることだ。この時期にコンソールの販売が減速するのは自然であり、ひいては周辺機器のPSVRの販売も落ち着いたようだ。市場は、PSVR2がいつかPS5でリリースされることを期待している。

また、2019年にフェイスブックのOculus QuestがローンチされたこともPSVRの売上に影響した。Questは、ワイヤーなしで360度の追跡が可能なスタンドアロンのヘッドセットであり、PSVRよりも視覚的に明瞭でありながら、399ドルだ。PS4を含むPSVRの価格とほぼ同等となっている。PS4をまだ持っていない場合、Oculus QuestよりもPSVRを選ぶという選択肢は取られそうにない。Oculus Questは、コンソールやPCへのテザリングを必要としないなど、機能とパフォーマンスにおいてPSVRよりも多くの利点があるため、2020年は、PSVRにとってより厳しい年になりそうだ。

Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。