2024年04月26日

【フィリピン】カジノ事業者ブルームベリー、19年の純利益は38%増の210億円

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フィリピンのカジノ含む統合型リゾート(IR)事業者のブルームベリー・リゾーツは、2019年の純収益が前年比22%増の466億ペソ(約989億6000万円)、純利益は同38%増の99億ペソ(約210億円)だったと発表した。EBITDAは同33%増の198億ペソだった。AGBなど複数のメディアが4日伝えた

4日にフィリピン証券取引所に提出した通年および四半期の結果で、「年間純収益が22%増加するのに比べて、コスト効率への継続的な取り組みにより、費用の成長率は13%に抑えることができた」と述べた。

マニラ首都圏にあるIRであるソレア・リゾート・アンド・カジノ(Solaire Resort & Casino)の総ゲーム収益(GGR)は同17%増の598億ペソだった。VIPと大衆ゲームセグメントが成長を牽引した。

ゲーミング以外の収益は同21%増の82億ペソだった。

ブルームベリーは、ソレア・リゾート・アンド・カジノのほかに、マニラ首都圏郊外のケソン市でソレアノースとして知られる別のリゾートを開発中だ。開業は2023年後期を予定している。また、韓国でも事業を展開している。

ブルームベリーの会長兼CEOのエンリケ・K・ラゾン・ジュニア氏は次のように述べた。
「競争圧力の高まりにもかかわらず、ソレアは市場をリードする地位を維持し、フィリピンの最高の統合型リゾートとしての地位を再び確立しました。私たちは世界的に懸念される公衆衛生上の緊急事態による観光への影響に取り組んでおり、2020年は難しいスタートを切っています。しかし、私たちは不動の地位を保ち、もう1年、優れた運営に向けて努力することで、回復力を実証したいと思っています」

ブルームベリーは、和歌山でのIR参入を目指しており、30億ドル〜40億ドル(約3220億円〜4296億円)の投資を視野に入れているという。

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