パナソニックがCES2021で、軽量VRメガネの昨年からの大幅改善をお披露目した。瞳孔間距離を微調整する機能、6DOFトラッキングを備え、解像度は昨年の4K程度から5.2Kへと引き上げた。UPLOAD VRが伝えた。
パナソニックは、最新のデザインには「各接眼部が独立して調整可能な無段階視度調整メカニズム」を搭載したと説明している。視度調整は、カメラや双眼鏡でよく見られる機能で、人の視力の違いを補正するために光学系を調整する。例えば、カメラはレンズを通してぼやけて見えるが、画像は鮮明に表示される場合、それはユーザーがキャプチャ自体を調整することなく、レンズを通してクリアな視界を得るために視度を調整する必要がある。このヘッドセットの各目の個別に異なるアジャスターは、ユーザーがさらにそれを明確にするために、光学系を微調整するのに役立つという。さらにパナソニックのウェブサイトでは、ユニットには「HDR、各目用の2.6KマイクロOLEDパネル」が含まれていると説明している。
また、装着性を高めるためフィッティングにも変更があった。テンプルにはスピーカーも設置されており、メガネは5Gスマートフォンと接続してユニットの処理能力を提供できるなるという。
全体的に、このVRメガネの改善を見ると非常に期待が持てそうだ。実際に製品化された場合のデバイスの価格は未定。また、どのようなコンテンツがこのVRメガネに適しているのかも気になるところだ。