2020年09月23日

VRセラピーのオックスフォードVR、14億円調達で研究開発促進

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VRセラピーのスタートアップ、オックスフォードVRは12日、VRを基盤としたセラピープログラムの研究開発を促進するため、シリーズAラウンドで1250万ドル(約13億7400万円)を調達したとを発表した。ROAD to VRが同日伝えた

この資金調達ラウンドではOptum Venturesが主導し、Luminous Venturesが支援した。既存の投資家には、Oxford Sciences Innovation、Oxford University Innovation、GT Healthcare Capital Partnersがいる。

同社は、新しい資本により、不安、うつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの治療条件の研究開発を継続でき、また、米国への拡大を加速できると述べている。

オックスフォードVRは、オックスフォード大学のダニエル・フリーマン教授と生物医学エンジニアのバーナビー・パークス氏によって2017年に設立された。伝統的な治療の補助として患者に心理療法を提供する「自動VRセラピー」と呼ばれるものを構築している。

オックスフォードVRの最初の臨床試験では、高所に恐怖を感じる患者を仮想の吊り橋の上を歩かせるプログラムをテストした。同社は、達成した結果は「予想を大幅に上回り、最高の心理的介入が、ひとりのセラピストによって対面で提供された」と述べている。

同社はすでに、英国の国民健康サービス(NHS)を介して、実際の環境で自動VRセラピーを提供している。また、オックスフォードVRは、NHSが資金提供するgameChangeプロジェクトを含むトライアルに参加している。これは、行動療法の状態の患者を治療するためにVRセラピーを使用する大規模トライアルだ。

オックスフォードVRはさらに、AXA香港と香港中文大学(CUHK)と提携して、より良いメンタルヘルスの結果をサポートするVRの可能性を探るパイロットプログラムを実施している。

米国では、同社はコロラド州に拠点を置くナショナルメンタルヘルスイノベーションセンター(NMHIC)とのパートナーシップも確立しており、VR治療を使用して複数のパイロットを運営している。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。