ウデンナ・コーポレーションのゲーム・ホスピタリティ部門であるPHリゾーツ・グループ・ホールディングスは、セブの統合型リゾート「ザ・エメラルド・ベイ」の第一工期の完成が22年第1四半期まで延期されたと発表した。IAGが23日伝えた。
22日に発表した第1四半期決算で明らかにした。当初は2020年の開業を予定していた。同社は1億3860万ペソ(約2億7000万円)の損失を記録し、営業収益は全同期比54.9%減の950万ペソだった。PHリゾーツグループは現在、ボホール州パンラオ島でドナテラホテルを運営している。
ポール・スティールマン設計の「ザ・エメラルド・ベイ」は、ラプラプ市のマクタン島にある13.5ヘクタールの土地に完成する予定で、第1期は838室の5つ星ホテル、敷地面積8000平方メートルの小売店、18軒のレストラン、コンベンションセンター、146台のゲーミングテーブルと1186台のスロットマシンで構成される7585平方メートルのゲーミングフロアが予定されている。
また、2017年12月に「ザ・エメラルド・ベイ」の建設に着手したPHリゾーツグループは、子会社のドナテラホテル・パングラオコーポレーションが 経営改善 のため、現在、高級ホテル「ドナテラホテル」の拡張計画を進めていることを明らかにした。
同社は現在、クラーク・フリーポートゾーンにある「ザ・ベース」と呼ばれる別のカジノリゾートの設計を進めており、「約600台の電子ゲーム機、約100台のゲーミングテーブル、約400室の客室を備えた複数のホテル、小売店とレストランの複合施設を建設する予定」としている。