ソニー・インタラクティブエンタテインメントは3日、「マーベルアイアンマンVR」の発売をさらなる通知があるまで延期すると発表した。2019年3月には発売を「19年後半予定」としており、その後20年2月28日に伸ばした後、さらに発売日を5月15日に延期していたた。UPLOAD VRなど複数のメディアが伝えた。
「マーベルアイアンマンVR」は、コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが物流の問題を引き起こしていることから発売延期になる。ソニーはまた「The Last Us Part II」の発売も同様に遅延しているとツイートで発表している。
SIEは『The Last of Us Part II』および『マーベルアイアンマン VR』の発売を延期することをお知らせいたします。
非常に難しい決断でしたが、現在の世界情勢において、ユーザーの皆様が期待されるゲーム体験を発売日までにお届けすることはロジスティクス等上難しいと判断いたしました。— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) April 2, 2020
「マーベルアイアンマンVR」の発売を楽しみにしていたPSVR所有者にとっては大打撃だ。ソニーとマイクロソフトは、今年後半に次世代機をリリースする計画を進めている。両社とも次世代機のVRハードウェア周辺については明らかにしていないが、PS5ではオリジナルのPSVRゲームとの下位互換性が期待されている。全体として言えるのは、「マーベルアイアンマンVR」はPS4向けの最後の主要なVR作品の1つになると予想されていたということだ。
コロナウイルスのパンデミックに対する反応は日々変化し続けている。ここ数週間でValve IndexやOculus Questヘッドセットの生産に影響が出たり、企業は在宅勤務の方針にシフトしたり、Mobile World CongressからGame Developers Conference、F8、E3など、テクノロジーのカンファレンス全体が中止されたりしている。社会的距離のガイドラインは、一度に多くの人が病気になりすぎて人工呼吸器や入院が必要になった場合に発生する生命へのリスクと、病気の蔓延を遅らせることを目的としている。