2020年04月10日

HPが次世代SteamVRヘッドセットをマイクロソフトとValveと開発中

Valve、マイクロソフト、ヒューレット・パッカード(HP)の3社が共同で「次世代」SteamVRヘッドセット「HP Reverb G2」を製作していることがわかった。UPLOAD VRが23日伝えた

現行のHP Reverbは同社の2台目のPC用VRヘッドセットで、高解像度の液晶パネルを搭載し、快適性を重視している。価格は5万4800円(通常価格)だ。1台目は2017年に販売された安価なモデルで、マイクロソフトのリファレンスデザインをほぼ踏襲している。

HPはまだ将来のヘッドセットの詳細や仕様を発表していない。同社はこの短いティーザービデオを提供した。

動画の中では、「THE NEXT GENERATION(次世代)」と「NO COMPROMOMISES(妥協なし)」の文字が表示されている。これは、「HP Reverb G2」が新世代のWindows MR(これまでHPのVRヘッドセットがすべて使用してきたマイクロソフトのPC VRプラットフォーム)の最初のヘッドセットであることを示唆しているようだ。

Windows MRヘッドセットは、Steamで入手可能なマイクロソフト独自のドライバを介して、すでにSteamVRと互換性がある。では、なぜValveがこの協業に関与しているのだろうか?

マイクロソフトはValveと協力して、第一世代のWMRヘッドセットをSteamVRで動作させようとしていた。同社は自社のWindowsストアをVRアプリの場にしようとしていたが、現在はSteamを支持する方向にシフトしたようで、Valveのストアに自社のアプリを載せることさえある。

ビデオからヘッドセットを明るくすると、Valve Indexが持っているものと非常によく似たニアフィールドのオフイヤースピーカーが表示されているように見える。これにより、VRで高品質で正確な定位のオーディオが可能になるはずだ。

映像には、前面に2つのトラッキングカメラのように見えるものも映っている。サムスンが1月に中国の特許庁に提出したデザインのように、広いトラッキングボリュームを可能にするために、側面に余分なカメラがあるかもしれない。サムスンのデザインが製品化されれば、Reverb G2と並んでWMRの新世代のもう一つのエントリーになる可能性がある。

今回の発表は、Valveが “フラッグシップ “のVRゲーム「Half-Life: Alyx」をリリースしたのとちょうど同じタイミングだ。「Half-Life: Alyx」は10年以上ぶりのシリーズのフルエントリーとなる。これは、多くのVRファンが求めていた、従来のビデオゲームと同じような制作価値を持つ本格的なVRシューティングゲームとなっている。

Valve は、在庫の問題と1000 ドルという価格設定のため、Alyx プレイヤーの大半が Indexヘッドセットを使用しないことをわかっている。今回のReverb G2で、Valveは少なくとも、より手の届きやすい価格帯の製品を提供しようとしている可能性もある。400ドルでフェイスブックのOculus Rift Sに直接対抗できなくても、品質と価格のバランスを探しているPCゲーマーには、中間地点を提供できるかもしれない。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。