2020年09月27日

フォートナイトの収益が漸減、PUBGが復活の兆し

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フォートナイト(Fortnite)は2017年7月にリリースされた後、競争力のあるeスポーツになった。世界の産業に浸透し、玩具、衣料品ライン、NFLパートナーシップを有する大規模なフランチャイズに成長した。昨年だけで、フォートナイトは18億ドル(約1990億円)を売り上げた。

しかし、ゲーム業界のリサーチ会社SuperDataの2020年1月のデジタルゲームレポートによると、フォートナイトの収益の減少傾向を示している。興味深いことに、バトルロイヤルゲームのPlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)が返り咲いている。

フォートナイトの緩やかな衰退

フォートナイトの開発者であるEpic Gamesは、独創的なマーケティングキャンペーンを行なっている。ゲームのリリース後、デベロッパーは人目を引くスキン、風変わりな感情表現、季節ごとのイベントを展開した。 フォートナイトのトップコンテンツクリエーターであるTyler“ Ninja” Blevinsは、有名なラッパーDrakeとTwitchでライブをプレイした。さらに、ゲーム内通貨であるV-Bucksの実装により、ゲームの収益が急増した。

しかし、2019年に状況は変わり始めた。SuperDataは、フォートナイトが前年に比べて月ごとの収益の減少していることを示した。2018年12月、フォートナイトはコンソールゲームのユーザーには第1位、PCゲーマーにとっては3位のゲームだった。

出典:SuperData

2019年12月になると、フォートナイトはPCカテゴリでトップ10に入らず、コンソールでは6位に下落した。

出典:SuperData

SuperDataのレポートによると、フォートナイトは2020年1月のゲーム収益は、2017年11月以来最低を記録した。
CNETによると、ライブ配信プラットフォームであるストリームエレメンツ(StreamElements)のCEO兼共同設立者であるDoron Nir氏は次のように述べている。
「一部のゲームでは、月ごとに視聴者数が徐々に減少していくのが普通ですが、関連性を維持して数字を急上昇させる最善の方法は、イベントやコンテストを開催し、新しいコンテンツのパイプラインを持つことです」

フォートナイトは10月15日、悪評だったチャプター2のブラックホールイベントを実施した。熱狂的なファンがゲームの復帰を待ち望んでいたため、そのドラマチックな様子は世界的な注目を集めた。チャプター2を通して、Epic Gamesはホリデーフェスティバル、スターウォーズイベント、BIRDS OF PREYイベントをリリース。さらに、2月20日にチャプター2 シーズン2を開始した。活発なコンテンツの流入にもかかわらず、プレイヤーはまだゲームから離れたままだ。

PUBGが復活

フォートナイトが拠点を置くバトルロイヤルのジャンルは、そもそもそれほど競争がないという事実がある。 フォートナイトのデモグラフィックは幅広いため、子供と大人の両方にとって魅力的だ。一方、PUBGなどの以前のバトルロイヤルゲームは、より成熟した視聴者を対象としている。

さまざまなゲーマーを惹きつけるように設計されたこのような魅力的なコンテンツにより、フォートナイトがこの長い間、王様であり続けたのも不思議ではない。ただし、複数の競合他社がこのジャンルで立ち上がろうとしてきている。 エーペックスレジェンズ(Apex Legends)は、バトルロイヤルのジャンルで一時的にフォートナイトのナンバー1スポットを奪っている。

PUBGの開発者は1月、コンソールとPC用ゲームのシーズン6アップデートをリリースした。SuperDataによると、PCゲーマーは非常によく反応し、ゲーム内のトランザクションが前月比で512%増加という驚異的な成長を遂げた。

シーズン6が本格化し、開発者が待望のチームデスマッチモード、新しいスキン、視覚的な改善などのアップデートをリリースすることで、FPSの定番が復活する可能性がある。

※元記事 DAILY ESPORTS

Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。