米国海軍募集コマンドは、ゲーム実況プラットフォームのTwitch、eスポーツイベント会社ESL、eスポーツメディアのDBLTAPとのパートナーシップを含むeスポーツキャンペーンを開始した。海軍はこのパートナーシップにより、採用戦略の一環として、海軍戦闘部隊とゲームコミュニティとの関わりを創出する。ESPORTS OBSRVERが25日伝えた。
ブランドアクティベーションの一部として、海軍初となるカウンターストライク:グローバルオフェンシブ(Counter-Strike:Global Offensive、CS:GO)チームを結成する。海軍は北米のeスポーツ組織であるEvil Geniusesと提携し、水兵からCS:GOメンバーを選抜し育成する。
Twitchはコンテンツの開発を支援する。イベントやトレーニングで競う際に、Evil Geniusesが採用するのと同じ戦略的思考、感覚的知覚、意思決定スキルに、海軍軍人がいかに依存しているのかを6エピソードのミニシリーズを作成して明らかにする。
2020年のTwitchCon(ツイッチコン、ゲームコンベンション)では、海軍のアクティベーションスペースを使って、海軍の新しいCS:GOチームがEvil Geniusesのメンバーと一緒に初めて公式に登場する。
ESLとのパートナーシップにより、海軍は先週末、ゲームフェスティバルのドリームハック・アナハイムのBYOC(Bring Your Own Computer)アクティベーションスペースで初のプレゼンティングスポンサーとなった。そこで米海軍は独自のLANステーションをホストし、参加者がさまざまなビデオゲームで、海軍士官や退役軍人に挑戦できるようにした。5月22〜24日に開催されるドリームハック・ダラスでも同様にプレゼンティングスポンサーとなる。これらのオンサイトでのアクティベーションは撮影され、DreamHackとESLの両チャンネルで披露される。
最後に、海軍はDBLTAPとの提携を通じ、海軍の「役割の比較」ビデオコンテンツを開発する。DBLTAPエディターが上位のeスポーツチームのトッププレーヤーと提携して、海軍の異なる階級とeスポーツチームの特定の役割を比較する。
これらのアクティベーションは、海軍が昨年12月に発表した採用戦略の大きな変化の一部だ。海軍は、広告予算の97%以上をケーブルテレビなどの従来のメディアから、TwitchやYouTubeなどのデジタルストリーミングプラットフォームに振り分けると発表した。