あるデベロッパーが、小島秀夫氏率いるコジマプロダクションが開発したPS4用ゲーム「Death Stranding」をOculus QuestのVRゲームに変えようとしている。
「Death Stranding」のファンで、デベロッパーのKingCeryn氏は今月、Redditで同氏が製作中の「Death Stranding VR」ゲームの概要を明らかにした。このゲームは、Oculus Questに、Death Strandingの抜群の景色(少しぼやけているものの)とトリッキーな横断を取り込んでいるようだ。予告編は、スタイリッシュな小島氏のセンスが反映されている。
この映像では、プレーヤーがロープを登り、ブリッジズの前哨基地で建物を探索している。オリジナルのゲームでは、プレーヤーは都市に物資を届けるために米国中を横断し、各地の通信インフラを再接続しながら分断された国を繋げていく。
予告映像では、ゲーム内の奇妙な敵スキャンツールであるブリッジ・ベイビーは見当たらないが、プレーヤーがコンテナの1つを拾い上げたり、不気味な敵であるBTが、風景の中をホバリングしているのを見たりすることができる。
もちろん、この体験がオリジナルのDeath Strandingほど深くなることはないだろう。それは単にファンの創造であるからだけでなく、身体の重量配分など、ゲームのコアメカニズムの多くがVRで再現するのが非常に難しいという事実があるからだ。
KingCerynは近い将来、このゲームをプレイできるようにする計画を立てているが、Sonyがそれについて何かを言う可能性があるため、明らかに販売されることはないだろう。
小島秀夫自身もVRに興味があるようだ。2019年10月、現在VR技術を使用するのに「十分に自由」ではないと述べた。それが将来変わることが期待される。
小島秀夫氏はこのほど、BAFTA(英国アカデミー賞)の最高の栄誉と言われているフェローシップ賞を受賞した。映画やゲームへの傑出した貢献をしたと認められた個人に与えられる賞で、コジマプロダクションはツイッターで小島秀夫氏の受賞の言葉をツイートしている。
小島監督の言葉より
「BAFTAフェローシップという貴重な賞をいただき、ありがとうございます。
(中略)尊敬すべき先人たちに連なる栄誉を噛み締めています。この世界をさらに前に進めるために、これからも、誰も見たことのない“遊び”を創造していくつもりです」https://t.co/ixRvqacLU6— Kojima Productions (@KojiPro2015) February 27, 2020
参考記事:UPLOAD VR