2020年09月30日

フェイスブック、VRヘッドセットOculus Goの販売を年内終了へ

フェイスブックは23日、今年中にOculus Goの販売を終了すると発表した。今後はOculus Questのような完全な位置追跡型VRヘッドセットに注力していく。UPLOAD VRが同日伝えた

Oculus Goは、フェイスブックの最初のスタンドアロンVRヘッドセットとして2018年に市場に参入した。2万3800円で販売され、メディアビューアとして売り出されたGoは、フェイスブックの製品をサポートするVR開発者を、初期のGear VRフォン搭載ヘッドセットから、2019年に出荷が開始されたより堅牢な(そしてより高価な)Oculus Questへと移行させた。

3DOF時代の終焉
Oculus Goは、スタンドアロンVRの利点と、これまで見たことのない低価格のオールインシステムの1つを組み合わせたもので、価格は1万9300円まで下がったが、ヘッドセットは入力オプションが非常に限られており、頭の回転、通称3DOFしかトラッキングできない。Oculus QuestとPCを搭載したRiftは両方とも、頭の回転と頭の位置を完全にトラッキング可能だ。Questは4万9800円で販売されており、Goよりも重いが、頭と手の動きの両方に6DOFトラッキングが追加されており、快適さと全体的な体験の両方でかなりのアップグレードとなっている。この機能は、Beat Games、Sanzaru Games、Ready At Dawn ーフェイスブックがここ数カ月で買収した最初の3つのVRに特化したゲームスタジオーからのものを含むVRの最も人気のあるタイトルをプレイするために必要だ。

フェイスブックは声明で「6DOFはVRの未来のように感じていると、皆さんからはっきりと言われています。それが私たちが全面的に取り組む理由であり、これ以上3DOF VR製品を出荷することはありません。QuestとRift向けの製品の改善にダブルダウンするため、今年はOculus Goヘッドセットの販売を終了します」と説明していまる。

フェイスブックは1月にGoを事業プログラムから削除した。フェイスブックの次なるQuestは、Goの低重量化し、Questの機能セットとハイエンドのRiftのビジュアルを組み合わせたようなものになるだろう。フェイスブックは昨年末、Go用のソーシャルサービス「Rooms」を廃止したが、RiftとQuestでは、次期ソーシャルネットワーキングサービス「Horizon」のサポートのみを発表している。

フェイスブックは2020年12月4日にOculus Goの新しいアプリやアプリのアップデートの受け入れを停止し、2020年12月18日以降はストアに新しいアプリを追加しないという。

フェイスブックはOculus Goのユーザーに対し、「Oculus Goのヘッドセットをお持ちの方は、Oculus Goの販売終了後も引き続きご利用いただけます。また、2022年までバグ修正やセキュリティパッチによるシステムソフトウェアのメンテナンスを継続します」と説明している。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。