2020年10月01日

中国、国境を越えたギャンブル犯罪を報告するウェブサイト開設

中国公安部は、「国境を越えたギャンブル」と「通信詐欺」を報告するためのウェブベースのプラットフォームを中国語と英語で開設した。オンラインギャンブルをカバーするだけでなく、「店舗型のカジノに関連した犯罪を報告する」というセクションも含まれている。GGRが23日伝えた

このセクションでは、ユーザーは、報告しようとしている場所でギャンブルライセンスが発行されているかどうか、そして「オンラインギャンブルサービス」がその場所でも提供されているかどうかを尋ねられる。また、報告者には、「主な違法行為」と「事件の手がかり」をリストアップするよう求めている。

中国に隣接する多くのカジノ管轄区域では、カジノ内でのいわゆるプロキシギャンブルを許可している。顧客がカジノの店舗におらず、カジノの管轄外の場所にいる可能性がある場合、その場にいるノミニーや「プロキシ」を介して賭けることができるという。マカオはこの行為を許可していない。

フィリピンのように、海外の消費者を対象としたカジノスタイルのテーブルゲームのビデオスタジオからのオンラインストリーミングを許可している司法管轄区域もある。中国はすでにこの件についてフィリピンに苦情を出している。フィリピンの指導者ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は昨年9月、このようなビジネスを禁止する予定はないと述べた。

中国公安部の最近の通知によると、ギャンブルに関与する個人は国境を越えたギャンブル犯罪の報告を奨励されており、違法行為に巻き込まれた場合、中国当局は報告した個人に対して寛大な措置を講じるよう努力するという。

中国本土では、オンラインまたは実店舗でのカジノ賭博の運営や宣伝は違法であり、中国マカオ特別行政区でのプレイを含め、本土の国境外にある賭博の本土内での販売も違法だ。本土当局は、本土の住民がマカオに持ち込むことができる1回の旅行あたりの金額に制限を課しているが、過去には抜け穴が見つかっている。近年、中国当局は外国でのギャンブルのために中国から移動したお金を取り締まることも試みている。

今月初め、中国人民銀行は、ギャンブルのための資金の「国境を越えた」流れに対抗するために、他の中国政府部門と協議を行うことを発表した。

オンライン犯罪
新しいウェブサイトの「オンラインギャンブルに関連する」犯罪の報告を求めるセクションでは、問題のあるサイトの名前、そのゲームサイトが宣伝されたり推奨されたりしたチャネル、サイトの運営が実店舗のゲーム会場に依存しているかどうか、疑惑のある犯罪に関連する「手掛かり」とともに、ユーザーに情報を提供するよう求めている。

同プラットフォームは、「海外またはオンラインギャンブルに従事している」人や、「中国人がギャンブルのために海外を訪れる手配をしたり、国境を越えたギャンブルのために資金決済サービスやサイバー技術のサポートを提供したりする団体や個人」を含む中国人に関する情報を公開しているとされている。

同省はまた、犯罪を報告し、検証可能な手がかりを提供することを一般市民に奨励するために、特定されていない種類の報奨金を提供すると述べた。疑惑のある犯罪を報告した人は、プラットフォームを介して生成された報告専用のコード番号を入力することで、結果として生じた調査の進捗状況をプラットフォームを介して確認することも可能だ。

公安部は23日、公式ウェブサイトで、国境を越えたギャンブル活動や関連犯罪に「ゼロ・トレランス」のアプローチを取り、そのような活動のために中国本土で発見されるかもしれない資本、人材、技術を取り締まることを誓ったとする記事を発表した。

同記事の中で、同省は、2月下旬以降、全国の治安部隊が国境を越えたギャンブル疑惑に関連した257件の刑事事件を処理し、中国本土で1万1500人以上の容疑者を逮捕したことに言及している。同省はまた、今年これまでに検出された国境を越えたギャンブル活動に関連した「古典的な」犯罪と呼ばれるものをリストアップした。そのほとんどがオンラインゲーム運営のためのサポートサービスの疑惑に関連しており、マカオに隣接する広東省珠海市、香港の隣の深センなどでも複数の犯罪が見つかっている。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。