2020年09月20日

2019年のカジノ株は上昇、2020年の見通しは?

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Casino.orgによると、2019年は、複数のゲーム企業がダウ平均株価(DJIA)とナスダック総合指数を改善し、カジノ株が伸びた年だった。株式市場は堅調で、初心者の投資家でも次なるウォーレンバフェットのようにトレードできた。年初からダウは22.1%、ナスダックは34.3%と大幅に上昇している。複数のカジノオペレーターが2019年に評価額を大幅に上げ、ゲーム業界もこれに続いた。

2019年のゲーム業界

過去12カ月間、カジノ株は業界全体で好調だった。ゲーム業界の42銘柄で構成されるファンドである「VanEck Vectors Gaming ETF(BJK)」の価値は24%上昇した。

IR事業者ラスベガスサンズは、同ETFの構成比率の8パーセント近くを占め、最大となっている。 ラスベガスサンズ(NYSE:LVS)は12カ月間の乱流に耐え、価値が大きく変動した。しかし、2019年を通して持ち続けていた場合、株価は28%近く上昇している。

ラスベガスにある数々のカジノを所有するMGMリゾーツ(NYSE:MGM)は、2017年10月1日のマンダレイベイにおける銃乱射事件の被害者らで構成する原告と和解に至った。最終的には、MGMリゾーツ株を持ち続けていた投資家は、32.7%の利益が戻り勝者となった。

ウィン・リゾーツ(NASDAQ:WYNN)も嵐を乗り切った。2018年1月には創業者の性的違法行為疑惑が取り沙汰されたが、株は最終的に34.9%上昇した。

シーザーズ・エンターテインメント(NASDAQ:CZR)は、エルドラド・リゾーツによる買収に合意したことで次の章に入った。以前破産したこともあるシーザーズは、買収により株価がほぼ2倍になり、エルドラド(NASDAQ:ERI)の株価は56%も上昇した。

2020年の見通し

ネバダ州は前述のIR事業者ら全てにとって重要な場所だが、ラスベガスサンズ、MGMリゾーツ、ウィン・リゾーツの3社は、中国のマカオが本場となる。3社はマカオへの投資の比重が重い。アナリストは、マカオから中国本土への個人送金額の1日の上限が5万RMB(約78万2000円)から8万RMBに修正されたことにより、楽観視している。

また、米中通商交渉の部分合意で貿易摩擦が緩和したことも、マカオのゲーム業界にとっても良いニュースとなるだろう。

カジノ株に多大な影響を与える別の重要な展開は、ラスベガスサンズ、MGMリゾーツ、ウィン・リゾーツの3社が、日本のIRに参入すると表明したことだ。日本でIRが開業すれば、マカオ、そして潜在的にネバダに次いで、世界で2番目か3番目の規模になると予測されている。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。