2020年01月26日

カンボジアIRナガコープ、ストライキは賃上げなしで終結したと発表

カンボジア カジノ

カンボジアのカジノを含む統合型リゾート(IR)事業者ナガコープ(香港上場)は、プノンペンにある主力カジノの「ナガワールド」で、労働者が9日から実施したストライキと交渉により、高い賃金を支払うことに同意したとの報道を否定した。Calvinayreなど複数メディアが14日伝えた

バンコクポストは11日、賃金の上昇、労働条件の改善、停職した労働組合会長の復職を求めてストライキをしていた組合員との交渉で、ナガコープは和解に至った報道した。報道では、ナガコープが18%〜30%の賃上げをすることに同意したというロイターのインタビューを引用していた。

しかし、ナガコープは14日、香港証券取引所に情報開示し「違法なストライキに参加したすべての従業員は2020年1月12日に賃金上昇なしで仕事に戻った」とし、さらに、ストライキ中も事業は通常通りに運営されており、事業運営と財務パフォーマンスに「悪影響を及ぼさない」と予測していると述べた。

ストライキ行為が違法であると宣言した裁判所の差し止め命令をナガコープが8日に勝ち取ったため、ナガコープが当初、ストライカーの要求に応じたように見えた理由は不明だ。当時、ナガコープは、差し止め命令が発出された時点からストライキに参加した人は誰でも「重大な犯罪を犯している」とスタッフに警告していた。

また、ストライキに参加した労働者数の推定値には大きな矛盾があった。ロイターの報道では、約3000人の従業員がストライキに参加したと報道したが、ナガコープは、いわゆる「違法な集まり」に参加しているスタッフは500〜700人に過ぎないと主張している。

ナガコープによれば、約8200人のスタッフがナガワールドで働いており、首都から半径200km以内でのカジノ運営を独占している。同社はまた、「追加の労働資本」を提供するために、さらに1000人の研修生を雇用したと述べた。

ロイターは、ナガコープが昨年9月に同社の規則や規制を「違反した疑い」で、給与を停止されていた労働者組合のChhim Sithar氏を復帰させることに同意したとも報道したという。 ナガコープの最新のステートメントでは、同氏の状況については言及していない。

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東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。