カジノ・IR
米IRのシーザーズ・エンターテインメント、ネバダ州のカジノ改装に45億円。ダイスはゲーム・VR・AR・仮想通貨・トレーディング・カジノ・IRなど私たちの生活にも広がり始めている仮想空間・仮想現実に関する最新ニュースを提供致します。

米国のIR事業者シーザーズ・エンターテインメント(Caesars Entertainment)は、ネバダ州北部にある同社の2つの施設のうちの1つである「ハーベイズ レイクタホ・ホテル&カジノ」の改装に、4100万ドル(約44億8000万円)を投入する。Casino.orgが24日伝えた。

この改装プロジェクトでは、レイクタワーにある約520室すべてを一新するほか、バルコニースイートの追加、カジノ近くに新しいラウンジエリアの構築などが含まれる。 シーザーズは、部屋の拡張が2020年6月までに完了すると予測している。また、新しいダイニングオプションとして、ゴードン・ラムゼイのヘルズ キッチンが入居する。

シーザーズのウェブサイトによると、ハーベイのレイクタホには合計740の客室と、670のスロット、50のテーブルゲームを含む4万4200平方フィート(約4106平方メートル)のカジノスペースがある。

シーザーズは北ネバダにおいて、ハーベイズのほか、「ハラーズ レイク タホ」と「ハラーズ リノ」も運営している。

シーザーズは今年8月、日本のIRへの参入に向けた活動を停止し、日本市場からの撤退を発表した。東京、横浜、大阪、北海道・苫小牧を候補地としてIRの整備構想案を公表していたが、最大市場である米国など既存事業に経営資源を集中させるため、取りやめた。

エルドラド・リゾーツによる買収

米IR事業者のエルドラド・リゾーツは、シーザーズを173億ドルで買収するプロセスを進めており、完了すれば物件数で米国最大のカジノ事業者になる。来年第1四半期に完了する予定のこの取引により、5億ドル以上のコスト削減が可能になるという。

ネバダ州北部は、エルドラドとシーザーが合わせて不動産を売却し、市場の集中を抑え、現金を調達できる可能性のある地域として言及されている。

シーザーズがネバダ州北部で運営している3カ所のIRに加えて、エルドラドは、タホ湖とリノで4つのIRを運営している。