2020年06月02日

UAE経済、2030年までにARとVRが4500億円貢献、GDP1%押し上げ

VR

アラブ首長国連邦(UAE)では、2030年までにAR/VRが経済を41億ドル(約4500億円)押し上げ、4万人以上の雇用を創出する見通し。ZAWATAが13日伝えた

プライスウォーターハウスクーパース(PwC)中東のレポートによると、ARは2030年までにUAEの経済に28億ドル、VRは13億ドル貢献し、UAEのGDPを1%押し上げる。両分野での雇用創出は4万人だ。

PwC中東の最高デジタル責任者であるアリ・アル・ホセイニー氏は、早期にAR/VR技術を導入することは、ビジネス、社会、地域経済全体に大きな影響を与えると述べた。
「ARとVRテクノロジーがようやく成熟するにつれて、UAEの経済を大幅に向上させるだろうと期待しています。これらのテクノロジーは、国内の組織の運営方法を改善し、より効果的なプロセスへのシームレスな移行を実現し、そして最も重要なのは、すべて–より効果的に人々を教育し、信じられないほどのユーザーエクスペリエンスを生み出すことです」

UAEでは、ヘルスケア、小売、建設、ロジスティクス、スタッフ開発、トレーニングなどのビジネスセクターが、ARやVRテクノロジーの影響を受ける可能性がある。ドバイ電気水道局(DEWA)、ドバイ税関、アラブ首長国連邦保健省などの事業体は、ARやVRテクノロジーのメリットを享受するため、いくつかの計画をすでに展開している。

UAEの保健・予防省(MoHAP)は昨年、、脳卒中患者、バランス障害に苦しむ患者、発達障害のある子供、脳性麻痺、パーキンソン症候群の理学療法にVRによるリハビリテーションを導入する計画を発表した。
また、DEWAは、スマートヘルメットとゴーグルを使用し、エンジニアと技術者が互いに迅速に連絡を取り合って修理を実現している。

PwCの調査では、ARとVRが2030年までに世界経済に1.5兆ドルを貢献すると予想している。うちARによる貢献は1兆ドルという。

PwC中東のシニアエコノミストであるリチャード・ボックスシャル氏は次のように述べた。
「ARとVRは私たちの住む世界を変えつつありますが、ARとVRな成し得ることのほんの一部しか見ていません。これらの革新的なテクノロジーは、他とは異なるエクスペリエンスを提供し、適切な導入によってビジネスを繁栄させます」

しかし、VRとARは雇用にも影響を与える。現在、同技術によって影響されている職は世界で100万人未満だが、2030年までに2300万人に増加する見通しだ。中でも中国、米国、英国、ドイツなどの大国で最大の影響が最初に感じられるようになるという。

シェアする
Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。