2020年10月01日

AR活用の外科手術ガイダンスシステム、FDAの承認取得

米国食品医薬品局(FDA)は、外科手術にARを活用する医療機器「Xvision Spine System」を承認した。XVSはARによる画像ガイダンスシステムで、Augmedicsが開発を手がけた。同社によると、外科手術でのARガイダンス活用は初めての例という。DIGITAL TRENDSが24日伝えた。


Xvision Spine System(XVS)は、患者の3Dの脊椎の解剖学的構造を視覚化できる。外科医は手術中にヘッドマウントディスプレイを装着することにより、肌や組織を通して患者の内部を直接見ることが可能。 XVSのARで、外科医が切開を行う場所に関する詳細な情報を提供することで、機器やインプラントの操作を容易にし、細かな患部切開手術を支援する。

Augmedicsのニッサン・エリメレク最高経営責任者(CEO)は次のように述べた。
「XVSは、患者に参照マーカーを使用するので、従来の手術ナビゲーションシステムと基本は同じです。術前または術中のCTスキャンで登録を行い、光学式トラッカーを使用します。ただし、従来のナビゲーションでは、外科医は離れた2Dスクリーンですべての情報を参照する必要があり、患者から目をそらして機器をナビゲートしなくてはいけませんが、当社のシステムはすべてのコンポーネントが軽量のヘッドセットに含まれています。すべての情報は、患者の目の前に非常にリアルな3D映像として表示されます」

従来のナビゲーションシステムは、視線の問題に加えて、かさばり、高価であるという問題がある。これが低い採用率につながっている。 Augmedicsは、ARがこの問題を解決し、ナビゲーションツールが手術でより一般的になることを望んでいるという。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。