ウィン・リゾーツのマット・マドックスCEOは、同社が現在の主要市場であるラスベガスとマカオにエネルギーを集中させるために、少なくとも4カ月前に日本での取り組みを中止していたことを明らかにした。Inside Asian Gamingが5日伝えた。
マドックス氏は、今週初めに「パンデミック後の市場に合わせたオペレーションの進化」と説明していたウィンの横浜オフィスを最近閉鎖したことについて明らかにした上で、5日(アジア時間)初めに行われた同社の20年第2四半期決算説明会のアナリストに対し、今は日本での開発に集中するのに適した時期ではないと語った。
「過去10年間の日本での我々の取り組みは、本当に積極的というよりも、モニタリングを重視したものでした。私たちは何年も何年も何年もその状況を監視してきましたが、3月に、ビジネスがどのようなものになるのか、世界がどのようなものになるのか、そして規制が実際にどのようなものになるのか、より明確になるまでは、私たちの努力をほとんど止めようと決め、約4カ月前にそうしました。これは市場に興味がないという意味ではなく、今は当社の焦点ではないということを意味しています。」
ウィンは今週初め、Inside Asian Gamingに対して、横浜オフィスの閉鎖は日本からの撤退を意味するものではなく、「我々は日本市場とそこでのIR開発に引き続き興味を持っている 」と語った。
ウィンは、横浜でのIR開発に興味を持っていることで知られている世界最大のIRオペレーターを含む数社のうちの1社であり、当初のターゲットであった大阪から撤退したこともあって、横浜でのIR開発に興味を持っていた。