VRスタートアップのBigscreenは16日、パラマウント・ピクチャーズと提携し、新機能「Bigscreen Cinema」を通じて映画を配信していくと発表した。これにより、有料で毎週2D、3Dのの映画をバーチャルシネマで視聴できるようになった。Road to VRなど複数のメディアが伝えた。
Bigscreenは、VR空間内で、プライベートまたはパブリックな環境で映画を視聴できるプラットフォームを提供している「Bigscreen Cinema」では、ビデオオンデマンドサービスとは異なり、毎週4つの異なる映画を上映する。初上映は毎週金曜日午後6時(現地時間)で、30分ごとに開始する。映画のチケットは4ドル〜5ドルとなっている。
今週上映する映画には、3D版の「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン(2017)」「ゴーストインザシェル(2017)」2D版の「スタートレック(2009)」「インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》 (1981)」がある。
ユーザーはアバターを作成することが可能で、他のユーザーと視聴後にバーチャルロビーで話をしたり、ボイスチャットをしたりもできる。
Bigscreen Cinemaは現在、日本、米国、カナダ、英国、ドイツ、フランス、スペイン、スウェーデン、オランダ、オーストラリアの国で視聴可能。 「Oculus Quest」「Oculus Go」「Oculus Rift」「HTC Vive」「Valve Index」とすべてのWindows VRヘッドセットに対応している。
Bigscreenはこれまで完全に無料だったが、パラマウント・ピクチャーズとの提携により、ソーシャル視聴プラットフォームを収益化する一歩を踏み出した。追加の提携も今後発表される見通しだ。