2020年01月26日

韓TEGway、ウェアラブルVRサーマルハプティック開発キットを3月発売へ

VR

非常に低いレイテンシで高温と低温を生成するハプティックアクセサリを開発している韓国拠点のTEGwayは、今年3月に発売予定のウェアラブルVRサーマルハプティック開発キットを、米ラスベガスで開催中のCES 2020で発表した。Road to VRが8日伝えた

お披露目したのはVRに焦点を当てた開発キットのプロトタイプでは、5つの部分で構成されている。内訳は2つの「手袋」、2つの「スリーブ」、顔に温度変動をもたらすヘッドマウントユニットだ。これらのユニットはすべて小型の内蔵バッテリーで駆動する。

出所:TEGway

同社は、ThermoReal開発キットとHTC Viveのヘッドセットを使用して、初歩的ながら機能的なVRデモを示した。デモでは、キャラクターが火の玉や雪玉をこちらに向かって投げ、それぞれの手につけられた手袋は、投げられたボールの種類とボールをブロックした側の手に応じて、適切な温度効果で反応した。火の玉や雪の玉が顔に当たった場合は、額に取り付けられた触覚ユニットによって顔で温度を感じることができた。

このデモでは、温度差を利用しながら、単に熱い、冷たい、というのを伝える以上に興味深い触覚効果も示した。手にあるライトシールドを拡張して向かってくる発射体をブロックし、そのエネルギーがシールド全体に分散する感覚を示した。グローブとスリーブのハプティックは、温冷をすばやく交互に切り替えて反応し、「力」の感覚を生み出していた。熱さと冷たさの感覚が腕に急速に広がり、より一般的な触覚フィードバックに使用しうるユニークな感覚を作り出していた。

TegwayのThermoReal技術は、電流に基づいて温度差を生成するゼーベック効果と呼ばれるものに基づいた柔軟な熱電変換素子だ。触覚効果は、ランブル触覚のようなものから期待するほど速くはないが、デバイスは、熱さと冷たさの有意義な感覚を達成するのに十分な速さと程度を持っていた。特に「冷たさ」の効​​果は、驚くほど速く達成され、アイスキューブを握っているように感じるくらいに冷たかった。

ThermoRealのような熱電変換素子は新しいものではない。 TEGwayによると、新しいのはデバイスのフォームファクターという。柔軟な皮膚のような導体の配列の形を取り、湾曲させてまざまな表面に巻き付けることができるため、VRコントローラー、手袋、さらにはスーツへの統合に最適という。

TEGwayは3月に最初の開発キットを発売する予定だ。キットには、手袋、袖、額モジュールが含まれており、1000ドル(約10万9000円)での販売を目標にしている。

TEGwayのThermoRealはCES2020で、イノベーションアワードを受賞している。

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東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。