マカオのカジノ運営会社サンズ・チャイナの4月の純収益は900万ドル(約9億8000万円)で、1億8000万ドルの純損失を計上した。同社はコロナウイルスのパンデミック下における現在の経営環境でも、12カ月間運営を維持するのに十分な流動性を持っていると述べている。Asia Gaming Briefが伝えた。
サンズ・チャイナは毎月約1億1000万ドルの運営費に加え、約6500万ドルの開発・維持の設備投資、2500万ドルの支払利息があるという。
サンズ・チャイナは現在の状況を乗り切るために、必要不可欠でない項目のキャッシュアウトを最小限に抑えるためのコスト削減プログラムを実施したほか、2019年の最終配当金の支払いを推奨しないなど、さまざまな緩和策を講じているという。
同社は、現在の事業環境下で12カ月間の運営を維持するために約24億ドルの流動性を確保していると述べている。
「我々は、継続的な事業を支え、現在進行中の大型建設プロジェクトを完了させ、現在のコロナウイルスのパンデミックの課題に対応できると確信しています。」