2020年07月09日

ロシアのカジノ事業者も営業停止、一方でオンラインスポーツブックは独自の賭けを提供

サミット・アセット・ホールディングスなどのロシアのオンサイトのギャンブル業者は、パンデミックの影響によりカジノの営業を停止し始めた。一方で、オンラインスポーツブックは顧客に賭け金を提供しようと必死になっている。CalvinAyreが27日伝えた

香港に上場しているサミット・アセット・ホールディングスは27日、ウラジオストク郊外のプリモリエ・ゲーミング・ゾーンにあるティグレ・デ・クリスタル・カジノ(Tigre de Cristal casino)が28日〜4月5日までの間、一時的に営業を停止すると発表した。コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック時に「群衆が集まらないようにするため」閉鎖した。

ロシアのソチにあるクラスナヤ・ポリアナ・ゲーミング・ゾーンは26日、同地域の医療当局の助言を受けて「一時的に客の入場を停止する」と発表した。また、シベリアコインゲーミングゾーンのアルタイパレスカジノも「新しい政府の命令が出るまで」ゲーミング業務を停止している。

同様のシャットダウン通知は、中央モスクワヒッポドロームとクラスノダール・ヒッポドロームを含むロシアの競馬場によって今週発行された。当初は競馬場はスタンドに観客がいない状態で運営を続けようとしていたが、調教師、騎手、競馬関係者の健康に配慮しやめた。

最近まで、ロシアの指導者はコロナウイルス(COVID-19)を他国の問題として考えていたが、低く抑えられていた感染数が今週急増した。そのほとんどのケースがモスクワ地域に集中している。

ロシアのブックメーカーは、世界中のブックメーカーと同様に、世界的なスポーツイベントの大量キャンセルにより苦戦している。賭け金の量は50%以上減少したと報告されており、現在も機能している唯一の主要なサッカー団体ベラルーシ・プレミアリーグが活動を停止した場合、さらに激減する可能性がある。

ロシアのブックメーカーは、地元のスポーツリーグへの年間5%のベット収入(四半期ごとに最低1500万ルーブル(約2024万円))の拠出を見送ることを含め、税金と料金の軽減を政府に訴えている。

ロシアのブックメーカーはまた、スポーツカレンダーのギャップを埋めるために工夫を凝らしている。Betcityは、特定のスポーツリーグがいつ活動を再開するかについてのプロップベットの提供を開始しており、現在、ロシア・プレミアリーグが最初にスタートするリーグとされている。

ロシアのオンラインブッキーもまた、その穴を埋める手段としてeスポーツベッティイングを促進し始めている。市場をリードするFonbetはElectronic Artsの新しいeWBSSヘビー級レジェンドのバーチャルボクシングトーナメントへの賭けを開始し、Liga Stavokは現実世界のRPLプレイヤーを操作するFIFA 20バーチャルフットボールトーナメントへの賭けを開始した。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。