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和歌山県でのIR参入を目指しているサンシティグループは、2019年通年の決算を発表した。損失は14億8000万元(約223億円)で前年から1.7%拡大。総収入は6億1100万元で、同22.8%の減少となった。ABGが29日伝えた

サンシティはベトナムとカンボジアでのカジノ含む統合型リゾート(IR)展開を重要な要素として指摘した。「統合型リゾートはまだ建設中であり、2020年以降の第2四半期にはホイアナプロジェクトの建設が完了するため、グループはこのセグメントの業績が今後数年で改善されると考えています」

しかし、最近のコロナウイルスの影響についても言及し、「2020年初頭に中国、香港、マカオ、ロシア、東南アジア諸国でコロナウイルス(COVID-19)が発生し、その後、それぞれの地方政府による検疫措置や渡航制限、さらには他国からの渡航制限が課せられたことは、当社グループおよび関連会社・合弁会社の事業に悪影響を及ぼしています。グループの収益の大部分は中国、フィリピン、マカオから得ており、グループの関連会社や合弁会社はロシアとベトナムで事業を展開しています」と続けた。

また、「今後の展開や市場心理には固有の性質や予測不可能性があるため、実際の財務上の影響は、今後のアウトブレイクや政府の政策、対応策によって異なる可能性があります。実際の財務上の影響がある場合は、2020年のグループの連結財務諸表に反映されます」」と付け加えた。