2024年03月28日
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ネバダ州、サイバー攻撃防止のためギャンブル規制を更新

ネバダ州賭博委員会は、オンラインカジノに対するサイバー攻撃に対処するため、サイバーセキュリティに関する規則を更新することを全会一致で決めた。
同州のカジノは、顧客データなどの機密情報が漏えいしないよう、オンライン業務に厳格な管理規則を導入する。GAMBLING NEWSが伝えた

新しい規則により、ネバダ州のすべてのカジノ事業者は、適切なサイバーセキュリティのソリューションと手順を1年以内に作成する。また、毎年コンプライアンスレビューを実施し、セキュリティ侵害が発生した場合は72時間以内に規制当局に報告する必要がある。報告書には攻撃の原因と範囲、会社の即時対応と計画された対策を記載する。

この新しい規則は意図的に曖昧にされており、解釈の余地を残すことで、カジノ運営事業者が規制当局に詳細な報告書を提出する前に、FBIなどと協力できるようにしたという。

サイバーセキュリティは、ギャンブルのオンライン化以来、運営会社にとって根強い問題であり、ハッカーは数十億ドル規模の業界を執拗に狙い続けている。
サイバーセキュリティ企業のカスペルスキーが最近発表したレポートによると、東南アジアのカジノは数年にわたり中国製のマルウェアによる攻撃を受けている。

欧米のカジノ運営2社でも同様の事件が起こっている。11月、DraftKingsはセキュリティ侵害により、顧客のログイン情報が漏洩し、最大30万ドルの損失を被っている。数日前には、BetMGMがサイバー攻撃を受けた痕跡が見られ、不特定多数の顧客の個人情報が流出した可能性があると発表している。

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