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ARヘッドセットを展開するMagic Leapは、新CEOにマイクロソフトの事業開発担当副社長のペギー・ジョンソン氏を指名したと発表した。UPLOAD VRが7日伝えた

ジョンソン氏は、クアルコムにも勤務していた経験があり、8月1日から多額の投資を行っているAR企業を率いることになる。 Magic Leapの新CEO探しは、創業者のロニー・エイボヴィッツ氏が、5月に同社の大規模なレイオフを受けて退任したことから始まった。

新CEOのジョンソン氏はブログで次のように述べている。
「Magic Leapの技術的基盤は否定できないものであり、XRとコンピューティングの未来を形作る可能性を秘めていることは疑いの余地がありません。CEOとして、Magic Leapの革新的なテクノロジーとパイプラインを、あらゆる規模や業界の企業の幅広いデジタルニーズにつなげるために、戦略的に永続的な関係を構築していくことを楽しみにしています。」

ジョンソン氏は最近、Magic Leapが2295ドルのMagic Leap Oneヘッドセットに焦点を当てていることを受けて、同社に入社することに決めた。Magic Leap Oneは、一対の透明なレンズを使って現実世界の環境に仮想画像を投影するデバイスで、元々はコンシューマー向けで、Insomniac Gamesなどの有名な開発者によって作られたアプリを搭載していたが、昨年末に販売不振の報告を受け、同社はより企業向けのハードウェアに重点を置くようになった。

ジョンソン氏は、元マイクロソフトの幹部として、Magic Leap Oneと同様の機能を持つHoloLensとHoloLens 2という2つの企業向けヘッドセットを製造してきたことから、ARの分野ですでに経験を積んでいるはずだ。

Magic Leapは現在、第2世代の製品であるMagic Leap 2に取り組んでいるが、まだ明らかにされていない。最近のレポートによると、このデバイスは2021年のリリースを目標にしているとされていたが、最近のレイオフやリーダーの交代により、それがまだ目標かどうかは不明だ。