2024年04月16日

マカオのカジノ6社、向こう10年で非ゲーミング部門中心に2兆円投資を約束

マカオのカジノ企業6社が、来年から10年間の営業許可を得た後、総額1188億MOP(約2兆円)を主に非ゲーミング・プロジェクトに投資することに合意した。The Starが伝えた

マカオ当局は先月、既存のカジノ企業6社がライセンス更新を勝ち取ったことを確認した。新規参入を目指していたマレーシアのカジノ・リゾート大手Gentingはライセンスの6枠に入ることはできなかった。

金曜日に政府が発表したところによると、カジノ会社は投資総額の90%以上にあたる1087億MOPを「海外顧客市場の開拓とノンゲーミングプロジェクトの開発」に費やすと約束した。

マカオ当局は、ノンゲーミングプロジェクトには「コンベンションと展示会ビジネス、エンターテイメントとパフォーマンス、スポーツイベント、文化と芸術、ヘルスケア、テーマ型アミューズメント」が含まれると説明した。

マカオ特別行政区行政長官は、オペレーターがマカオの発展に貢献し、「地元の雇用の保護と地元労働者の上昇志向の促進に関する企業の社会的責任を果たす」ことを望んでいると話した。

マカオのカジノ産業は、パンデミックが発生するまではラスベガスよりも大きかった。カジノは数十億ドル規模の巨大産業だが、マカオの営業ライセンスは6つのみ発行している。マカオは何十年もの間、ギャンブルから観光やレジャーへの多角化に熱心に取り組んできたが、結果はまだ出ていない。

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