カナダ国営の宝くじ運営企業Loto-Québecは、2022-23会計年度(4-9月期)の上半期の総収入は前年同期比35.4%増の10億7000万ドル(米ドル換算)で、大幅成長したと発表した。連結純利益は37.9%増の5億8930万ドル。デジタル部門からの売上が貢献した。GAMBLING NEWSが伝えた。
Loto-Québecは、前年度にCOVID-19の影響により数回活動を停止したことが、前年差の一因であると指摘している。
しかし、パンデミック前の水準と比較すると、これらの指標はそれぞれ3.5%と9.4%増加しており、パンデミック前を上回っている。コスト削減など経営改善が奏功した。
一方で、ロト6/49とロトマックスの売上が減少したため、全体の宝くじ収入は2021-22年度の同期間中より5.8%減少している。
オンライン宝くじの売上高は、宝くじの総収入の12.7%を占めている。これは、他のオンライン指向のブランドと比べると低いように見えるが、パンデミック前はデジタルセグメントの宝くじ収入は3.4%しかなかった。
オンラインカジノの売上も同様に、カジノ売上全体の23.8%を占め、COVID-19が発生する前の8.9%から大きく伸びている。