2021年04月14日

Valveの『Half-Life:Alyx』、SteamのVRゲームで最もレビューを集め高い評価獲得

Valve初のフルVRタイトル『Half-Life:Alyx』が、リリースからわずか9カ月という短期間で、SteamでのVR専用ゲームとして最もレビューを集め、また最も高い評価を獲得した。VRリズムゲーム『Beat Saber』の記録的なレビュー数を抜いて 、世界的な評価を確固たるものにした。Road to VRが伝えた

『Half-Life:Alyx』が『Beat Saber』を凌駕

もちろん、『Half-Life:Alyx』と『Beat Saber』の2つのゲームには大きな違いがある。一方は世界的に有名なゲームスタジオが製作し、もう一方は小さくて比較的無名のインディーチームが開発したものだ。

しかし、『Beat Saber』の低価格とシンプルながらも中毒性のあるゲームプレイは、VR空間でのブレイクアウトを成功させた。言うまでもなく、このスタジオはフェイスブックに買収され、今では大きなマーケティング力を発揮している。『Half-Life:Alyx』のような規模の大きい(しかし、潜在的には広くはアピールできない)ゲームでさえ、『Beat Saber』の勢いに追いつける保証はなかった。

『Half-Life:Alyx』は最近、Steamのレビュー数が『Beat Saber』のレビュー数(現在それぞれ4万8000、4万4500)を上回ったが、これは11月下旬の感謝祭前後にレビューが急増したおかげだろう。

『Half-Life:Alyx』はValve Indexのハードウェアを購入すると無料で提供されるが、280ドルから1000ドルの高額な費用がかかっているため、そのアドバンテージは無効になっているかもしれない。そして、このゲームがSteam上で『Beat Saber』のレビュー数を上回っただけでなく、VR専用ゲームの中で最高の評価を維持しながら、しかもリリースからわずか9カ月でそれを達成したのは印象的だ。

『Half-Life:Alyx』は発売日に4万3000人の同時プレイ者数を記録した。最近では『Beat Saber』の1日の同時プレイ者数はこの数字の約2倍になっている。『Half-Life:Alyx』が直線的なシングルプレイヤーゲームでリプレイ性を重視して設計されていないのに対し、『Beat Saber』はリプレイ性を重視しているため、『Half-Life:Alyx』がそれに近い数字を叩き出しているのは印象的だ。

Steamでの所有者数の推定値は両ゲームともほぼ同じ(100万人から500万人の間)だが、『Half-Life:Alyx』がSteam経由でPCでしか入手できないのに対し、Beat Saber』は主要なVRプラットフォームに幅広く対応しているため、『Half-Life:Alyx』よりも多くのコピーを販売していることは間違いない。おそらくレビュー数は、販売数よりもプレイヤーの体験的な重要性をより直接的に示しているのだろう。

『Half-Life:Alyx』はValveのキラーアプリ

Valveの目標がPC VR用のキラーアプリを作ることだったとしたら、彼らは成功したように見える。VRを主流に押し上げるには程遠いかもしれないが、VR分野だけでなく、あらゆる場面で記録を更新している。

『Half-Life:Alyx』の発売により、SteamでのVR利用は約70万人も追加され、50% 近くの増加となった。この急増はすぐに収まると予想されていたが、数カ月後も増加が続いている。

すべての Steam ゲーム(VR に限らず)の中で、『Half-Life:Alyx』は最高評価の 20 位にランクインしている。Steamゲームの「最高評価」を比較するために異なるモデルを使用しているSteamDBとSteam250によると、AlyxはそれぞれSteamで最高評価のゲームとして6位と16位にランクインしている。3つのチャートでは、『Half-Life:Alyx』が『Half-Life』のゲーム全体で最も評価の高いゲームであり、Valveのゲームの中でも最も評価の高いゲームの1つであることが確認されている。

発売当初、『Half-Life:Alyx』のツイッチの視聴者数は、フォートナイト、リーグ・オブ・レジェンド 、ウォーゾーンなどの注目タイトルを上回り、約30万人の同時視聴者数を記録した。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。