2022年12月06日

経営破綻した取引所FTXの弁護士、以前はオンカジス詐欺の不適切処理に関与

世界最大級の仮想通貨取引所FTXが今月経営破綻したが、同社の最高規制責任者が過去のオンラインポーカー不正事件に関わっていたと、Casino.orgが伝えた

FTXは、仮想通貨メディアCoinDeskが杜撰な財政管理を指摘して間もなく経営破綻した。保有資産のほとんどがFTTトークンであった可能性があった他、FTXグループ会社のヘッジファンドAlamedaが、FTTトークンを使用してリスクの高い融資を行っていたことを示唆し、BinanceがFTTを大量売却した。FTXが出金を停止した後、ウォレットがハッキングされ取引所の資金が盗まれた。

FTXの弁護士Friedbergは2008年、別の不正事件にも関与していた。オンラインポーカーの歴史上、記憶されている暗い事件のうちの一つであるアルティメットベット(UB)のスキャンダルだ。

UBのソフトウェアに組み込まれたいわゆる「ゴッドモード」、または「スーパーユーザー」アカウントに疑いを持ったプレイヤーが、対戦相手のホールカードを見ながらプレイする不正が可能であるという証拠をネット上で共有した。

2008年2月の声明で、UBはAuditMonster2と呼ばれるアカウントの存在を確認した。同社は、不正行為は以前の所有者であるExcapsa Softwareの従業員によって行われたと主張し、そのアカウントを削除した。

2008年9月29日、UBの監督機関であるカンナウェイク・ゲーミング委員会は、UBの株主で元World Series of PokerチャンピオンであるRuss Hamiltonが、不正行為の「主犯格である」という「明確で説得力のある証拠を発見した」と発表。Hamilton氏と他のUB社員は、ポーカープレイヤーから推定2000万ドルをだまし取っていたと結論した。

2013年に、UB事件の損害賠償に関して、Hamilton、Friedberg、そして他のUB幹部が話し合っている録音がリークされた。

そこでFriedbergは、世間一般には、会社の元コンサルタントが、クライアントをハッキングし、サーバーの欠陥を利用したため、正確な時期を特定することができなかった、という説明をすることを提案。会議の出席者は被害者への全額返済を避ける方法を議論していた。

そしてFriedbergもHamiltonも、自分らがスキャンダルの被害者だと主張するよう決めた。また、Friedbergは、2000万ドルの負債を500万ドルに減らしたいとも言っている。

UBのスキャンダルに関わった彼らは、管轄権の問題から起訴を免れ、Friedbergも弁護士資格を剥奪されることはなかった。

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