東南アジアの国境でカジノを運営するドナコ・インターナショナルは、10月と11月のEBITDA(利息・税金・減価償却・償却前利益)がプラスに戻ったと発表した。同社は17日のオーストラリア証券取引所への提出で、成長するEBITDAというポジティブな傾向が「12月も継続している」と付け加えた。GGR Asiaが伝えた。
ドナコはグループEBITDAが、10月は53万ドル、11月の80万ドルを記録し、カジノビジネスに対するコロナウイルスの否定的な影響が沈静化し始めたと説明した。
ドナコはアジアで2 つのカジノを運営している。カンボジアのタイとの国境にあるカジノリゾート『スターベガスリゾート&クラブ』と、ベトナムの中国との国境にあるラオカイに位置する『アリストインターナショナル』だ。
スターベガスはカンボジアのコロナ対策の一環として4月1日から臨時休業。9月25日に再開した。限定的な再オープン以来、スターベガスは損失を出していないという。
同社によれば、10月と11月のEBITDAの好業績は「株主構成の変更に伴い、今年初めに任命された新しい取締役会と経営陣が実施したビジネスイニシアチブが牽引した」という。その中には、「顧客ターゲットを変更し、地元の顧客をスターベガスに誘致することに新たな重点を置くことで、国際的な人件費を削減し、成長のための強固なプラットフォームを提供する」という施策も含まれている。0月と11月のEBITDAがプラスになったのも、「継続的なコスト管理戦略」が奏功した。