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豪ビクトリア州政府は、メルボルンの店舗型カジノであるクラウンカジノで、連続で3時間プレイした後に15分間の休憩を義務付けるなど、ギャンブルによる悪影響を最小化する取り組みを明らかにした。ABC NEWSが伝えた。

新しい取り組みでは、連続3時間ギャンブルをした利用客は15分の休憩を、1日に12時間以上ギャンブルをした利用客は24時間の休憩を取らなければならない。また、1週間のギャンブル時間は最大36時間までに制限される。
クラウンカジノのスタッフは、休憩の必要条件を満たしていない利用客を退室させる権限を与えられる。

ビクトリア州のカジノ&ゲーミング担当大臣Melissa Horne氏は、この措置によりカジノ場での問題あるギャンブルに対処できるとの考えを示した。

「王立委員会が確認した証拠には、カジノフロア、特にスロットマシンの部屋で明らかに苦労している人々を犠牲にするような、信じられない行為が行われてるのを示すものもありました」

「私は、ギャンブルフロアから利用客が休憩を取れるように推奨し、有害なサービスについて議論することは、有害なギャンブルを無くすカジノのグローバルリーダーとして重要なステップだと考えています。」

クラウンは、2021年の王立委員会の後、カジノライセンスの喪失を辛うじて免れた。

王立委員会の調査結果によると、クラウンは何億ドルもの州税の支払いを逃れ、犯罪組織と協力し、壮大な規模のマネーロンダリングを促進していた。
さらに、クラウンはスタッフが中国で収監されるのを防げず、責任あるギャンブル法を無視した。