カジノ

マネロンなどの不正や不適切なガバナンスを指摘されていたStar Entertainment Groupが、クイーンズランド州でのカジノライセンス保持は不適格との認定を受けた。

シャノンフェンティマン司法長官がこの認定を行い、州のカジノ規制当局は、同社がクイーンズランド州でカジノ運営を継続すべき理由について、今後理由通知を発行すると発表した。ABC NEWSが伝えた。https://www.abc.net.au/news/2022-10-06/star-entertainment-queensland-unsuitable-show-cause-fentiman/101507138

この決定は、元裁判所判事ロバート・ゴッターソン氏による独立したレビューを受けて発表されたものだ。レビューは、クイーンズランド州のカジノ法を優先的に改正し、カジノ運営の監督と整合性を高めるために特別な管理者を任命できるようにするなど12の勧告を行っている。

フェンティマン氏は、このレビューが同社の「大きな失敗」を強調し、スター社の人格、誠実さ、正直さに悪影響を与える非常に深刻な所見を示したと述べている。

Star Entertainment Groupは現在、クイーンズランド州でThe Star Gold CoastとTreasury Brisbaneの2つのカジノを運営しており、ブリスベンのライセンスは、来年オープンするブリスベン中心部の36億ドルのカジノ開発施設Queen’s Wharfに譲渡されることになっている。

今後、Star Entertainment Groupがクイーンズランド州でカジノライセンスを保持し続ける適性を証明するために、理由開示通知書を作成する必要がある。

フェンティマン氏は、州政府が採用しうる行動範囲について以下のように指摘した。

「その範囲は、指示、問責、罰金、カジノライセンスの停止や取り消しにまで及ぶ可能性があります。もし、スターがライセンス保持者としてふさわしくないのであれば、政府は、そのライセンス保持に適切な他社を検討することになります。」

州政府はまた、カジノに課される罰金の最高額を1億ドルに引き上げる予定だ。Star社のジェフ・ホッグCEO代理は、ベル報告書で同社がシドニーでのカジノライセンス保持にふさわしくないと判断され、先月辞任している。